瘡痍そうい)” の例文
そして彼はそのなぞを解かんとせず、瘡痍そうい繃帯ほうたいせんとした。万物の恐るべき光景は、彼のうちにやさしき情をますます深からしめた。
次に来た受難こそ、私にとって深刻を極めたものであった、その深手を負ったその時の瘡痍そういがまだ今日まで残っているものがある。
私はしいたげられし者を助け、悩める者を慰めた。私が祭壇の幕を引き裂いたのは事実である。しかしそれは祖国の瘡痍そうい繃帯ほうたいせんがためであった。私は常に光明へ向かって人類が前進するのを助けた。