“虐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しいた29.3%
むご25.1%
いじ18.0%
さいな8.6%
しひた6.8%
いぢ3.6%
しえた1.2%
さい0.9%
しひたげ0.9%
ひし0.9%
いた0.6%
しひ0.6%
いび0.3%
しへた0.3%
シイタ0.3%
0.3%
ぎゃく0.3%
ぎやく0.3%
0.3%
さひな0.3%
しい0.3%
しいたげ0.3%
つら0.3%
むごた0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間が、人間をげ、踏みつけ、搾取することを、えらくなると考えることは、半世紀ばかり前の考えだと、私たちは思っています。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
「神や仏が、そんなたらしい事をする道理はないじゃありませんか、ね親分。五人の子供の親達の嘆きは、見ちゃいられませんよ」
ばかりじゃない、そのもはや完全に近い今松の上へ、さらにいろいろさまざまの雨や雪やや炭を降らせた、そうして、めた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
彼(もしくは彼女)を苦しめんだ不正者には、法律の許す範囲において自己を防禦する術があります。然し死人に口はありません。
死者の権利 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
從つて自分がいま生きてゐるといふ喜びを自覺しないで、尊い生を無意義に必ずげられてあることを思つて悲しんだのであつた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
「とに角お上と云ふ奴があんまり滅茶め方をしやがるからみんながいぢけちやつたんだ。人間が堪へる力にも限度があるからな。」
二郎は邸を見廻って、強い奴が弱い奴をげたり、いをしたり、盗みをしたりするのを取り締まっているのである。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
自分と云う性根のない女を、思いきりなんでもらわなければならないような気がした。そのくせ、千穂子は与平を憎悪する気持ちにはなれなかった。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
またいかなるわが身に及ぶも恐るゝなかれ、さきにもかゝる爭ひにのぞめることあれば我よくこれらの事を知る 六一—六三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ぎつけられた少年の、ば、物狂わしくなった叫びとも聞かれたが、宗清は何か凡事でない感動に打たれたらしく、はっと答えぬばかり正直な態度で、すぐ鞍から跳び降りた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、彼は山口からアジヤ主義の講義でめられるよりはこのオルガと音楽の話をしている方が愉快であった。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
私の勇氣は、けていつた。いつものたげられた氣持や懷疑心や孤獨な憂鬱が、れゆく憤激の餘燼に、めと落ちかゝつた。みんなは、私が惡いと云ふ。多分、さうかも知れない。
何時の日曜に散歩でもて見ないかと有仰ツたことがあツて? 何時だツてにばかり引込むでツてばかりゐらツしやるのぢやありませんか。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
意志の実行——意志の実行のためにげられた人間の魂ではなかつたか。あらゆることを実行しても差支ない。世に罪悪と言ふものはない。悪と言ふものはない。唯自由があるばかりである。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
梁山泊ノ義士 宋江。 大名府、及ビ天下ノ人士ニ告グ 今ヤ、大宋国ニアリテハ濫官ニアリ 汚吏権ニ、良民ヲ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禁厭ってもらいなどするものか! 貧乏だと思って皆が、じめるからこんなことになってしまったんじゃあないか!
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
し、こんど勅使の巡察に、その罪状の発覚を恐るるや、かえって勅使に暴行を加え、良民を煽動して乱をたくめど、その事、いちはやく官の知るところとなり、一族をつれて夜にまぎれ、無断官地を
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されば夫婦の間は、何時か不和になツて、父は待する、母は反抗する、一粉統と共にるばかりであツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
昔と明治の御世とは、人間の生命値打がちがいますからね。……だけど、あたしゃあもう、生きるのに草臥れちまった。こんな豚にき使われて
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瞬間! 今の瞬間! それがあの女の生の終極! もはやその荒波の中にもまれてまれてそして呼吸も絶え果てゝ了つてゐる。その長い黒髪が海水の中に藻のやうに乱れてゐる。
波の音 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
丁度あの切支丹等が、彼等のマリア観音を壁に隠して、秘密に信仰をつづけたように、我々のたげられた詩人たちも、同じくその芸術を守るために、秘密な信仰をつづけねばならなかった。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
慇懃に辞退したが聞き入れない。昔からられて来た露西亜に勝った日本だ。その国の人が乗っていると聞いて、はるばる他の車室から、かわるる顔を見にくる。すっかり英雄扱いである。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
考えても軽部が私にくあたってくる気持ちが手にとるように分って来て
機械 (新字新仮名) / 横光利一(著)
役人も現場のらしさに、ひどくタジタジとなつて居ります。