“凡事”の読み方と例文
読み方割合
ただごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凡事ただごとでないその面持おももちを遠方からも察したので、わざと二人は、しばらく彼の意のままにいて、言葉をかけずに待っていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人々漸く聞きつけて、凡事ただごとならずと立出でて見れば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
滝川一益を相手にさりげなく話していた光秀のすがたへ、じっと注いでいた信長の眼は、すでに凡事ただごとと見えなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)