“凡情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんじょう83.3%
ぼん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし? ……」と冷静になってみる時に、世阿弥は、それもまた、あまりにはかない凡情ぼんじょうにすぎないのではないかと疑った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、暮夜ぼやひそかに、かれの生命が、過去、現在、また将来へ、その凡情ぼんじょうをさまざまに想いめぐらしたにちがいない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、その凡情ぼんに溺るるような傾きさえあった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)