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凡兆
ふりがな文庫
“凡兆”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぼんちょう
61.5%
ぼんてう
38.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼんちょう
(逆引き)
この点では其角に負けている。その上去来の外に京の俳人というのも、
凡兆
(
ぼんちょう
)
を除けば外に一人もないです。その代り
近江
(
おうみ
)
には沢山の俳人が出ました。
俳句上の京と江戸
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
今日の客観描写といい花鳥諷詠というものもまた元禄時代に
遡
(
さかのぼ
)
り、
殊
(
こと
)
に
凡兆
(
ぼんちょう
)
に遡る。また芭蕉に遡り、蕪村に遡る。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
凡兆(ぼんちょう)の例文をもっと
(8作品)
見る
ぼんてう
(逆引き)
又
猿簔
(
さるみの
)
を読む。
芭蕉
(
ばせを
)
と
去来
(
きよらい
)
と
凡兆
(
ぼんてう
)
との連句の中には、波瀾老成の所多し。
就中
(
なかんづく
)
こんな所は、
何
(
なん
)
とも云へぬ心もちにさせる。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
其角
(
きかく
)
、
風雪
(
らんせつ
)
、
去来
(
きよらい
)
、
丈草
(
ぢやうさう
)
、
野坡
(
やば
)
、
杉風
(
さんぷう
)
、
北枝
(
ほくし
)
、
凡兆
(
ぼんてう
)
、
支考
(
しかう
)
……」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
凡兆(ぼんてう)の例文をもっと
(5作品)
見る
凡
常用漢字
中学
部首:⼏
3画
兆
常用漢字
小4
部首:⼉
6画
“凡”で始まる語句
凡
凡庸
凡夫
凡下
凡人
凡事
凡者
凡慮
凡俗
凡情
“凡兆”のふりがなが多い著者
高浜虚子
正岡子規
薄田泣菫
芥川竜之介
寺田寅彦
太宰治