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就中
ふりがな文庫
“就中”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なかんずく
71.3%
なかんづく
24.9%
わけても
1.7%
とりわけ
0.8%
なかでも
0.8%
とりわけて
0.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかんずく
(逆引き)
売り残されているからには父が
就中
(
なかんずく
)
、たいせつにしていた物だが、二年前父の死と同時にわすられて了っている事を青年はいったが
陶古の女人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
就中(なかんずく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
なかんづく
(逆引き)
就中
(
なかんづく
)
、将棋と腕相撲が
公然
(
おもてむき
)
の自慢で、実際、誰にも負けなかつた。博奕は近郷での大関株、
土地
(
ところ
)
よりも隣村に
乾分
(
こぶん
)
が多かつたさうな。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
就中(なかんづく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
わけても
(逆引き)
就中
(
わけても
)
、
脆
(
もろ
)
いのは
銀杏
(
いてふ
)
で、
梢
(
こずゑ
)
には
最早
(
もう
)
一葉
(
ひとは
)
の黄もとゞめない。丁度其
霜葉
(
しもば
)
の舞ひ落ちる
光景
(
ありさま
)
を眺め乍ら、廊下の古壁に
倚凭
(
よりかゝ
)
つて立つて居るのは、お志保であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
就中(わけても)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
とりわけ
(逆引き)
入口
(
いりぐち
)
の
石
(
いし
)
の
鳥居
(
とりゐ
)
の
左
(
ひだり
)
に、
就中
(
とりわけ
)
暗
(
くら
)
く
聳
(
そび
)
えた
杉
(
すぎ
)
の
下
(
もと
)
に、
形
(
かたち
)
はつい
通
(
とほ
)
りでありますが、
雪難之碑
(
せつなんのひ
)
と
刻
(
きざ
)
んだ、一
基
(
き
)
の
石碑
(
せきひ
)
が
見
(
み
)
えました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
就中(とりわけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
なかでも
(逆引き)
明
(
あか
)
るい
日
(
ひ
)
は
全
(
まつた
)
く
晝
(
ひる
)
に
成
(
な
)
つた。
處々
(
ところ/″\
)
の
島
(
しま
)
のやうな
畑
(
はたけ
)
の
縁
(
へり
)
から
田
(
た
)
へ
偃
(
は
)
ひ
掛
(
かゝ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
料理菊
(
れうりぎく
)
の
黄
(
き
)
な
花
(
はな
)
が
就中
(
なかでも
)
一
番
(
ばん
)
強
(
つよ
)
く
日光
(
につくわう
)
を
反射
(
はんしや
)
して
近
(
ちか
)
いよりは
遠
(
とほ
)
い
程
(
ほど
)
快
(
こゝろ
)
よく
鮮
(
あざや
)
かに
見
(
み
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
就中(なかでも)の例文をもっと
(2作品)
見る
とりわけて
(逆引き)
一月上旬の
顕出節
(
エピファニイ
)
から、五月下旬の
基督昇天祭
(
アッサンシオン
)
まで、
碧瑠璃海岸
(
コオト・ダジュウル
)
一帯に連る名だたる遊覧地、——
就中
(
とりわけて
)
、ニース市は約半歳の間、昼夜を分たぬ大遊楽、大饗宴の
熱閙
(
ねっとう
)
と化するのが毎年の恒例。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
就中(とりわけて)の例文をもっと
(1作品)
見る
就
常用漢字
小6
部首:⼪
12画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“就中”で始まる語句
就中断腸是秋天
検索の候補
就中断腸是秋天
就役中
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