“なかんずく”の漢字の書き方と例文
語句割合
就中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就中なかんずく、木村摂津守の名は今なお米国において記録きろくに存し、また古老ころう記憶きおくするところにして、我海軍の歴史に堙没いんぼつすべからざるものなり。
儒者または国学者には安積艮斎あさかごんさい小島成斎こじませいさい岡本况斎おかもときょうさい海保漁村かいほぎょそん、医家には多紀たき本末ほんばつ両家、就中なかんずく茝庭さいてい、伊沢蘭軒の長子榛軒しんけんがいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
襄陽じょうようの名士はみな往来しております。就中なかんずく、襄陽の龐徳公ほうとくこう龐統子ほうとうしなどは特別親しくして、よくあれなる林の中に訪うて参ります」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)