“多紀”の読み方と例文
読み方割合
たき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
儒者または国学者には安積艮斎あさかごんさい小島成斎こじませいさい岡本况斎おかもときょうさい海保漁村かいほぎょそん、医家には多紀たき本末ほんばつ両家、就中なかんずく茝庭さいてい、伊沢蘭軒の長子榛軒しんけんがいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
窯はその国の古い都篠山ささやまから、そう離れたところではありません。立杭たちくいと呼ぶ村で、今は兵庫県内の多紀たき今田こんだ村に属します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この事実は丹波の多紀たき氷上ひかみ地方、あるいは因幡いなばなどに何々島という特殊部落があり、その島は川荒によって作り出されたる川原の新地であるのと多少の相似がある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)