“本末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もとすえ36.4%
もとすゑ31.8%
ほんまつ22.7%
ほんばつ4.5%
モトスヱ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから次には木の本末もとすえ、および親子馬おやこうまという話があって、二つともに八百何十年もまえの、『今昔物語こんじゃくものがたり』という本に出ている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ことに井沢は四四弓の本末もとすゑをもしりたる人のすゑにて、四五掟ある家と聞けば、今いなむともうけがはじ。
一、近来英吉利イギリス国王より支那国帝に対し兵を出して烈しく戦争をせし本末ほんまつは、我国の船毎年長崎に到って呈する風説にて既に知り給うべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
儒者または国学者には安積艮斎あさかごんさい小島成斎こじませいさい岡本况斎おかもときょうさい海保漁村かいほぎょそん、医家には多紀たき本末ほんばつ両家、就中なかんずく茝庭さいてい、伊沢蘭軒の長子榛軒しんけんがいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
……堅磐常磐カキハトキハイハひまつりて、いかし御世に栄えしめまつり、康治元年より始めて、天地日月と共に、照しアカらしましまさむことに、本末モトスヱ傾かず、いかしほこのナカり持ちて
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)