“執”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
76.0%
しつ11.1%
とら4.3%
しふ1.6%
しゅう1.4%
とっ1.1%
0.9%
とり0.9%
シフ0.7%
とつ0.5%
(他:7)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“執”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語14.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.0%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そこでその科学者は直ちにメスをって、その脳髄を取出した屍体の全部を十万分の一ミリメートルの薄さに切りきざんだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
酒呑さけのみが酒を解する如く、筆をる人が万年筆を解しなければ済まない時期が来るのはもう遠い事ではなかろうと思う。
余と万年筆 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
などと人数の中から喚いたが、所詮、かないそうもなく見えたので、何とか言いくるめて通ろうと、しつこく懸合っていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でもなお、しつこく何か言いながら、馴々なれなれしげに寄って来る山伏なので、その厚顔あつかましさを叱るように、また、
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
イエスをわたす者かれらにしるしをなしてひけるは我が接吻くちづけする者はそれなり之をとらへよ。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
非力ひりきな伊豆をいっぺんにね返すと、あべこべに伊豆の首筋をとらえて有無を云わせずにめつけた。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
しかしこの夢はその後、幾度も/\彼の眠りに現はれて、しふねくも彼を悩まし続けて行くのであつた。
(新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
あらゆる詩人の虚栄心は言明すると否とを問はず、後代に残ることにしふしてゐる。
差支えないが、「忘れまいぞ、」と自分の力で自分のこころをいましむるところにまだ自力のしゅうが残っておる。
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
待てよ、と五郎は考えた。五人ならもう座席指定でなく、どこにも腰かけられる筈だ。それなのに横の座席にしゅうしたのは、何故だろうか。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
父はランプのもとで手紙をしたためてましたが、僕を見て、『なんぞ用か』と問い、やはり筆をとって居ます。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
コロヽホルムをがせてこれを殺して、れからその医師が光りかがやとうとってグット制すと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この夫人にそういう淡泊な処もあるので随分突飛な事やつこい目に時々遇っても新吉は案外うるさく感じないで済んでいる。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
『あの裁判長はどうしてあゝつこくあの事を聞くのだらう?』
ある女の裁判 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
天下ことあればほことりたち、事なければ田畝でんぽに帰耕す、要は只時代の要求に応ずることである。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
れば先生のかんがえにては、新聞紙上に掲載を終りたる後、らにみずから筆をとりてその遺漏いろうを補い、又後人の参考のめにとて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其を見て遁げ出した夫をシフねく追跡したと言ふのも、ひなが媛の話と、ちつとも違うてゐないではないか。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
上もな、身がシフ心で、兄公殿を太宰府へ追ひまくつて、後にすわらうとするのだ、と言ふ奴があるといの——。やつぱり「奴はやつこどち」ぢやの。さう思ふよ。時に女姪メヒの姫だが——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
これとつてウームと力任ちからまかせにやぶるとザラ/\/\とたのが古金こきん彼此かれこれ五六十りやうもあらうかとおもはれるほど
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
卯平うへいひましがる勘次かんじ唐鍬たうぐはとつとき朝餉あさげあとくち五月蠅うるさらしながら火鉢ひばちまへにどつかりとすわつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
試み、いどみ、固執し、忍耐し、自己に忠実であり、運命とつかみ合い、恐怖の過少をもってかえって破滅を驚かし、あるいは不正なる力に対抗し、あるいは酔える勝利を侮辱し、よくしうしよく抗する、それがすなわち民衆の必要とする実例であり、民衆を奮起せしむる光明である。
彼女に対してしようとしている自分のある企てが、かくまでしゅねく自分を掻き乱し、悩ましていようとは思わなかった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
つねつかへまつりたまふ際に於いて、すなはこと政事に及びて
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
凡そ情熱のあるところには必らずまもるところあり、故に大なる詩人には必らず一種の信仰あり、必らず一種の宗教あり、必らず一種の神学あり、ホーマーに於て希臘ギリシヤ古神の精を見る、シヱーキスピーアに於て英国中古の信仰を見る
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
此は、鴈治郎の後の天下は、大阪に居残つてゐる者の手に落ちるといふ気が離れなかつたからでもあり、又ひいき連衆や、関係者がシツこくさう言ふ立て前から、袖を捉へてゐたからであつた。
「……堅磐常磐カキハトキハイハひまつりて、いかし御世に栄えしめまつり、康治元年より始めて、天地日月と共に、照しアカらしましまさむことに、本末モトスヱ傾かず、いかしほこのナカり持ちて、仕へ奉る中臣祭主イハヒヌシ正四位上神祇大副大中臣清親寿詞をたゝへ、こと定めまつらくと申す。」
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
凡隊中修業シユウギヤウ分課ブンクハ 政‐法セイホウ 火‐技クハギ 航‐海カウカイ 滊‐機キキ 語‐学ゴガク等ノ如キ 其志ニシタガウトル 互ニ相勉励ベンレイ 敢テ或ハオコタルコト勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)