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『岩魚の怪』
ふりがな文庫
『
岩魚の怪
(
いわなのかい
)
』
村の男は手ごろの河原石を持って岩の凹みの上で、剥いだ生樹の皮をびしゃびしゃと潰していた。その傍にはまだ五六人の仲間がいて潰した皮粕を円めて笊の中へ入れたり、散らばっている樹の皮を集めてその手許に置いてやったりした。 そこは木曾の御嶽つづきの …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
端
(
さき
)
伝
(
つと
)
明
(
あかり
)
薄
(
うっ
)
下
(
しも
)
何人
(
たれ
)
尾
(
ぴき
)
己
(
じぶん
)
三個
(
みっつ
)
上流
(
かわかみ
)
別
(
わ
)
喫
(
く
)
如何
(
いかが
)
容
(
さま
)
後
(
うしろ
)
白衣
(
びゃくい
)
私
(
わし
)
著
(
き
)
鰓
(
あご
)
鶏
(
どり
)
嘲笑
(
あざわら
)
平
(
たいら
)
年少
(
としした
)
後
(
のち
)
担
(
にな
)
数多
(
たくさん
)
木
(
こ
)
桮棬
(
わげもの
)
玄米
(
げんまい
)
真紅
(
しんく
)
蹲
(
しゃが
)
降
(
くだ
)
魚
(
うお
)
麻布
(
あさぬの
)
一箸
(
ひとはし
)
今朝
(
けさ
)
仰向
(
あおむ
)
俎
(
まないた
)
俯向
(
うつむ
)
傍
(
そば
)
先
(
ま
)
円
(
まる
)
凹
(
くぼ
)
剥
(
は
)
升
(
しょう
)
午
(
ひる
)
半死
(
はんし
)
厭
(
いや
)
反
(
そ
)
呑
(
の
)
咽喉
(
のど
)
嘲
(
あざけ
)
嚇
(
おど
)
囁
(
ささや
)
四方
(
あたり
)
団子
(
だんご
)
執
(
と
)
報
(
むく
)
壮
(
わか
)
夜
(
よ
)
奪
(
と
)
如何
(
いか
)
家
(
うち
)
就
(
つ
)
尻尾
(
しっぽ
)
山塊
(
さんかい
)
山女
(
やまめ
)
山椒
(
さんしょう
)
山路
(
やまみち
)
岩魚
(
いわな
)
幾分
(
いくぶん
)
庖丁
(
ほうちょう
)
後
(
あと
)
御嶽
(
おんたけ
)
微暗
(
うすぐら
)
戴
(
いただ
)
手端
(
てさき
)
手許
(
てもと
)
拡
(
ひろ
)
捕
(
と
)
掌
(
てのひら
)
掻
(
か
)
撮
(
つま
)
斎
(
とき
)
斜
(
ななめ
)
昨日
(
きのう
)
昼飯
(
ひるめし
)
木曾
(
きそ
)
杖
(
つえ
)
松明
(
たいまつ
)
樒
(
しきみ
)
樹
(
き
)
殺生
(
せっしょう
)
法衣
(
ころも
)
注
(
つ
)
淵
(
ふち
)
潰
(
つぶ
)
澱
(
よど
)
濡
(
ぬ
)
点
(
つ
)