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澱
ふりがな文庫
“澱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
よど
82.0%
おど
6.7%
おり
3.6%
をど
3.1%
よどみ
2.6%
ヨド
1.0%
とろ
0.5%
にご
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よど
(逆引き)
よく眠れなかったお増は、
頭脳
(
あたま
)
がどろんと
澱
(
よど
)
んだように重かった。そして床のなかで、
莨
(
たばこ
)
をふかしていると、隣の時計が六時を打った。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
澱(よど)の例文をもっと
(50作品+)
見る
おど
(逆引き)
むしろの上のあちこちに
澱
(
おど
)
んでいた男やら女やらの影は、急にワラをもつかみたい目つきになって、彼のことばに耳を
研
(
と
)
いでいた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
澱(おど)の例文をもっと
(13作品)
見る
おり
(逆引き)
心の
澱
(
おり
)
——それが消そうとすればするほど、却って一杯にひろがってきてしまうのをどうすることもできなかったのだった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
澱(おり)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
をど
(逆引き)
なにかしらかなしきものの
澱
(
をど
)
みゐる場末の空気
吸
(
すへ
)
ばさびしも
小熊秀雄全集-01:短歌集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
澱(をど)の例文をもっと
(6作品)
見る
よどみ
(逆引き)
されど彼また
眞
(
まこと
)
の
青鷹
(
もろがへり
)
なりければ、劣らず爪をこなたにうちこみ、二ながら煮ゆる
澱
(
よどみ
)
の
眞中
(
まなか
)
に落ちたり 一三九—一四一
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
澱(よどみ)の例文をもっと
(5作品)
見る
ヨド
(逆引き)
流
(
ナガ
)
レ、
澱
(
ヨド
)
ミテ
淵
(
フチ
)
、
怒
(
イカ
)
リテハ
沸々
(
フツフツ
)
ノ
瀬
(
セ
)
、
懸
(
カカ
)
リテハ
滝
(
タキ
)
、
果
(
ハテ
)
ハ、ミナ
一
(
イツ
)
。
混
(
コン
)
トンノ
海
(
ウミ
)
デアル。
肉体
(
ニクタイ
)
ノ
死亡
(
シボウ
)
デアル。キミノ
仕事
(
シゴト
)
ノコルヤ、ワレノ
仕事
(
シゴト
)
ノコルヤ。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
澱(ヨド)の例文をもっと
(2作品)
見る
とろ
(逆引き)
鰻を生けた
魚籠
(
うけ
)
のにほひも
澱
(
とろ
)
む。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
澱(とろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
にご
(逆引き)
冴えた水色とすこし
澱
(
にご
)
った焔のような紅色とが横だんだらに空じゅうひろがっている。
情景(秋)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
澱(にご)の例文をもっと
(1作品)
見る
澱
漢検準1級
部首:⽔
16画
“澱”を含む語句
沈澱
澱粉
澱粉質
沈澱物
夕澱
澱河歌
沈澱党
沈澱組
澱川
澱滓
澱粉粒
“澱”のふりがなが多い著者
蘭郁二郎
谷崎潤一郎
北原白秋
国木田独歩
吉川英治
小栗虫太郎
徳田秋声
蒲原有明
林不忘
有島武郎