“滝”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
たき93.4%
だき3.3%
たぎ1.6%
タキ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後五時ごろ、一同は岩壁がんぺきの南のほう、一マイルのところまでくると、そこに一じょうの細いたきが、岩のあいだから落ちているのを見た。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
山牢のある瘤山こぶやますそは、のぞだき深潭しんたんから穴吹あなふきの渓谷へ落ちてゆく流れと、十数丁にあまるさくが、そこの地域を囲っている。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弓削皇子ゆげのみこ(天武天皇第六皇子、文武天皇三年薨去)が吉野に遊ばれた時の御歌である。たぎは宮滝の東南にその跡が残っている。三船山はその南にある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ナガレ、ヨドミテフチイカリテハ沸々フツフツカカリテハタキハテハ、ミナイツコントンノウミデアル。肉体ニクタイ死亡シボウデアル。キミノ仕事シゴトノコルヤ、ワレノ仕事シゴトノコルヤ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)