鳴門秘帖なるとひちょう05 剣山の巻05 つるぎさんのまき
それから四、五十日の日が過ぎた。 暑い。 南国らしい暑さの夏! 雄大な雲の峰の下に、徳島の城下は、海の端に平たく見えて、瓦も焼けるようなギラギラする陽に照らされている。 カチ、カチ、カチ!たえまのない石工の鑿のひびきが、炎天にもめげず、お城 …
作品に特徴的な語句
もと 一杯ひとくち かく 提灯しるし ちょ げん かく うち じょ じろ こう うし みつ どう ざかい 不幸ふしあわ がん じん ふり ぞう ばら ぎょう じゃく やつ きょ もと きょう いぶ おり さま とど おさ ばく なな おさ くう ぼり たま 公然おおっぴら 旅人たびにん 衣袋えぶくろ めえ おも 逆上あが 退 標札しるし とぎ 短銃たんじゅう 夕雲せきうん やわら つか くびす 盲目もうもく 召捕めしとり 毒茸どくだけ しる すけ こと ことわ 冷々れいれい かい 犠牲にえ 肋骨あばらぼね あめ つむり 旋風せんぷう さお 無益むだ くれない らん がら もぐ もの あが 平常へいぜい はず わざわ
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