“境”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さかい39.3%
さかひ27.6%
きょう16.6%
きやう4.9%
ざかい4.9%
ザカヒ1.8%
さか1.2%
いき0.6%
きは0.6%
きはみ0.6%
(他:3)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“境”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼はあきらかに自分の影を、犬とひとさかいまよ乞食こつじきむれなかに見いだした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
お杉が棲んでいる虎ヶ窟というのは、角川家のある町と吉岡家の居村きょそんとをさかいする低い丘から、約一里の山奥にあった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
人の説くを聞くに、このさかひさむさを知らず、數年前祁寒きかんと稱せられしとき、塞暑針は猶八度を指したりといふ。
ひとり探景の詩文のみに就きて云ふにあらず、すべての文章がしんに入ると神に入らざるとは、即ち此さかひにあり。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
玉露ぎょくろに至ってはこまやかなる事、淡水たんすいきょうを脱して、あごを疲らすほどのかたさを知らず。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ことに西洋の詩になると、人事が根本になるからいわゆる詩歌しいかの純粋なるものもこのきょう解脱げだつする事を知らぬ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
りくからうみまでえならぬ香氣にほひおくるなど、たゞさへ神仙しんせん遊樂ゆうらくきやう
石沙無人せきさむにんきやうの、いへとなり、みづとなり、となり、むらとなつた、いま不思議ふしぎきやうにのぞみながら
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
バサバサと葉の茂った街路樹に、生あたたかい風が、ゆるゆると当る、季節ざかいの荒模様の夕暮であった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「それがしは、戦の後、姫路城の抑えに参った徳川方の者だが、主命をおびて、播州ざかいに木戸を設け往来人をあらためていたところ、此邸ここの——」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺の南ザカヒは、み墓山の裾から、東へ出てゐる長い崎の尽きた所に、大門はあつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
寺の南ザカヒは、み墓山の裾から、東へ出てゐる長い崎の盡きた所に、大門はあつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
それが明治の維新をさかいにして、だれが瓦で屋根を葺いても、すこしもかまわぬことになったのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ぬか星の騰れる空にさ霧立ち今宵はすがし蒼海のさか
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
俺は忍術葉迦流では、これでも一流のいきにある。
鵞湖仙人 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
寂しききはに泣かんより、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
明闇のきはみにたちて、
小曲二十篇 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)
主な分布区域は宮崎県から熊本県にわたる県ざかいであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
天地は重箱の中を附木でしきッたようになッてたまるものか。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
秋成はかう言ふ、にあはぬ教養を受けたてあひの末路を、はりつけものだと罵つた。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)