“窮境”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうきょう50.0%
きうきやう25.0%
きゆうきやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし立ち直って、もう一歩前へ踏み出そうとするには、今滑った事をぜひとも周囲の人に知られなければならない窮境きゅうきょうおちいったのです。私はあくまで滑った事を隠したがりました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ひさしくわづらつたり、あめ降續ふりつゞいたり、窮境きうきやうてられない憂目うきめふなんどの場合ばあひには、教師けうしなさけ手當てあてることさへある、ゐんといふが私立しりつ幼稚園えうちゑんをかねた小學校せうがくかう通學つうがくするので。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
するとうしても自分じぶん一人ひとりがこんな窮境きゆうきやうおちいるべき理由りいうがないやうかんぜられた。それから、んな生活せいくわつ状態じやうたいあまんじて一生いつしやうおく兄夫婦あにふうふ如何いかにも憫然ふびんえた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)