“送”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おく93.4%
おくり3.3%
1.4%
おくっ0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえ、それをおもして、なつかしいとおもっても、ただ生活せいかつのまにまに、そのそのおくらなければならなかったのであります。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
愚僧は好事ものずき——お行者こそ御苦労な。江戸まで、あの荷物をおくりと見えます。——武士さむらいは何とした、しんえて、手足が突張つっぱり、ことほか疲れたやうに見受けるな。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ヂュリ いますぐにくわいの。……縁談えんだん斷然ふっゝりめ、わしをば勝手かってかしてくだされ。明日あす使つかひをげませうぞ。
着物は塾に居るときも故郷の母が夏冬なつふゆ手織ており木綿もめんの品をおくっれましたが、ソレを質に置くとえば何時か一度は請還うけかえさなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
なにがしの花と某の花とを一緒にくれば「あなたを愛する」という意味になり某の花と某の花とを一緒に送くれば「私を愛して下さい」という意味になるとか
雑草一束 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)