“おくっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着物は塾に居るときも故郷の母が夏冬なつふゆ手織ており木綿もめんの品をおくっれましたが、ソレを質に置くとえば何時か一度は請還うけかえさなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
僧アンソニーかつて書を盲人某におくっていわく
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
又竜動に居るとき、る社中の人が社名をもって議院に建言したとうて、その草稿を日本使節におくって来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
丸で脅迫手段だから、家老も仕方なしに承知して、私も矢張やはりその原書を名にして先例にり二十何両かの金をとって、その内十五両を故郷の母の方におくって一時の窮をしのぎました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
何時いつ何処どこか時も処も忘れましたが、払が黒田に写真をおくったことがあるその写真は、亜米利加アメリカの南北戦争、南部敗北のとき
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
国のめにとて官軍におくって、その書が官軍の将官黒田良助くろだりょうすけ(黒田清降きよたか)の手にあるとうことを聞きました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
南部の大統領か大将か何でも有名の人が婦人の着物を着て逃げ掛けて居る写真で、私がその前年、亜米利加から持てかえって一枚あったから黒田くろだおくって、れは亜米利加アメリカの南部の何とう人で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)