“おくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
36.8%
31.6%
億里5.3%
於久里5.3%
消光5.3%
葬式5.3%
5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくりけり偖又夫に引替上臺憑司は己があしきに心付ず之れ皆傳吉夫婦が有故にかゝる禍ひに逢たりと理もわかず傳吉に村役むらやくを取られしとて深くうらみ高田の役人へ手をまはし此うらみはらさんと種々工夫を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてそんならそのおくりものばかりで、人の自由になるかと云うと、そうではない。好きな人にでなくてはなびかない。
この六億里おくり道程みちのりを三百六十五日と六とき(實は五時四十八「ミニウト」四十八「セカンド」なれども先つ六時とするなり)のあひだ一廻ひとまはりしてもとところかへるなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
すなは地球ちきう自轉じてんにてへば三百六十五と、四半分しはんぶんまはあひだに六億里おくりみちはしることなり。大陽暦たいやうれきはこの勘定かんぢやうもとにして日輪にちりん周圍まはり地球ちきう一廻ひとまはりするあひだを一年とさだめたるものなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
於久里おくりどん、和子様は、見つかったかい」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奪ひ取しより面白く思ひ追々かうつむしたがひ同類を集め四國西國邊迄も海賊かいぞくかせぎ十餘年を消光おくりけるが其働そのはたらき飛鳥の如く船より船へ飛移とびうつり目にも見えざるほどゆゑ艘飛そうとびの與市と渾名あだな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おくり号して聖武天皇という。武は内乱の鎮定ちんていであるが、聖は神武の聖徳をつぎ、それにも劣らぬ天下興隆の英主としての聖の字であった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
一 我里の親のかたわたくしし夫の方の親類を次にすべからず。正月節句抔にも先づ夫の方を勤て次に我親の方を勤べし。夫の許さゞるには何方いずかたへも行くべからず。私に人におくりものすべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)