“饋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おく50.0%
おくり25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは折角西瓜を人からおくられて、何故こまったかを語るべきはずであったのだ。わたくしが口にすることを好まなければ、下女に与えてもよいはずである。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一 我里の親のかたわたくしし夫の方の親類を次にすべからず。正月節句抔にも先づ夫の方を勤て次に我親の方を勤べし。夫の許さゞるには何方いずかたへも行くべからず。私に人におくりものすべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから満枝は益す禿のちようを得て、内政を自由にするやうになつたから、定めて生家さとの方へみつぐと思の外、きめものの外は塵葉ちりつぱ一本らん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)