“方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かた44.6%
ほう27.5%
がた9.1%
はう8.7%
ぽう2.8%
あた2.0%
まさ1.1%
ぱう1.0%
0.6%
カタ0.4%
0.3%
ハウ0.3%
ぼう0.2%
0.2%
0.2%
かく0.1%
けた0.1%
ひと0.1%
みち0.1%
マサ0.1%
あたり0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
しかく0.1%
ちから0.1%
0.1%
0.1%
ホウ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独逸どいつ名高なだかい作者レツシングとふ人は、いたつて粗忽そそつかしいかたで、其上そのうへ法外ばかに忘れツぽいから
「お日さま、お日さま、あなたはの中でいちばんえらいおかたです。どうぞわたくしのむすめをおよめにもらってくださいまし。」
ねずみの嫁入り (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
どこからともなく、じい子供こども二人ふたり乞食こじきが、あるきたほうみなとまちはいってきました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
祖母が目をかけてやっていた、母子おやこ二人世帯じょたいの者が、祖母のうち塀外へいそとに住んでいた、その息子のほうのことです。
人魂火 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
壬申じんしんノ乱の大海人おおしあま皇子みこ軍。木曾義仲の寿永じゅえいの都入り。承久じょうきゅうらんの北条勢と朝廷がた
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五月のあるれた土えう日の夕がたのいい、明るい顏付かほつきつとめ先からかへつて※たM会社員くわいしやゐんの青木さんは
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
うへつて、雨戸あまど引合ひきあはせのうへはうを、ガタ/\うごかしてたが、きさうにもない。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なんでもだい奉直戰爭ほうちよくせんさうときなどは自分じぶんはう旗色はたいろがよかつたせゐもあつただらうが
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
『足場を取ったが、何で卑怯かっ。赤穂育ちは小藩ゆえ、小狭い所をお好みかしらぬが、清水一学流は十ぽう無碍むげ、さあ来いっ! 束になって』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おもううち、るすそをひろげて、一ぽうがっし、たちまち、あたりはうみとなってしまいました。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
後に負へる松杉の緑はうららかれたる空をしてそのいただきあたりてものうげにかかれる雲はねむるに似たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
而して其人と事を論ずるにあたつても彼れには決して気を以て人を圧するが如きこと無く、静かにして而もちひさき声にて微笑しながら語るなりき。
透谷全集を読む (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
長方形な滑かな頭と胴体をぐつと掴んで、しみじみと見ると、キララともせず、柔かく、素直で、スツキリとして、まさに清長の美人の体駆である。
魚美人 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
克畏こくいしんを読めば、あゝおおいなる上帝、ちゅうを人にくだす、といえるより、其のまさくらきに当ってや
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それから一ぱうせうなる横穴よこあなのシキからは、ひと大腿骨だいたいこつ指骨しこつの一小部分せうぶぶんとが
の三ぱうには薄墨うすずみ色を重ねた幾層の横雲よこぐもの上に早くも橙色オランジユいろ白金色プラチナいろの雲の峰が肩を張り
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
『ふン……後の加勢が来るあいだ、世囈い言を聞いていたほうが、其っに取っては、無難ではないか。——今度はお小夜に一こと云おう』
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ざ、ざ、ざ、ざッ——と真っ黒な一群の騎馬武者きばむしゃが、夕立のように此っへ向って駈けてくる。北条勢に備えをくずされた前線の旗本らしかった。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「モ、モ、モシ、……シタカタ。……オタスクダサアイ。……ガチギレソーダ。……アア……チル、……チル……」
吾々すら、さう思ふのだから、世間大体はまづ、さう言ふカタで、時勢と芸文との関聯を、考へてゐるに違ひないと謂はれよう。
文芸の力 時代の力 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
シグナレスはじっとその雲のをながめました。それからやさしい腕木を思い切りそっちの方へばしながら、ほんのかすかに、ひとりごとをいました。
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
左近さこんを打たせた三人の侍は、それからかれこれ二年間、かたき兵衛ひょうえを探って、五畿内ごきないから東海道をほとんどくまなく遍歴した。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ソレカラ ツギツギニ ツボミタチハ ウヘノ ハウカラ シタノ ハウヘ ヒライテ イキマシタ。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
兼ねるは称せないでも、立者タテモノの役者で、兼ねることの出来ぬ役者のハウこそ、少くなつて居た位である。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
『おことばに甘えて、憚りながら、香炉こうろ一つに、三ぼう一脚をお貸し賜わるまいか』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今夜こんやこれからすぐてき本営ほんえい高松殿たかまつどのにおしよせて、三ぼうから火をつけててた上、かってくるてきを一ぽうけてはげしくてることにいたしましょう。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
五日いつかの朝、僕の家にきたる。いまだ孫娘のを知らずといふ。意気な平生のお師匠ししやうさんとは思はれぬほど憔悴せうすゐし居たり。
大空を通ふまぼろし夢にだに見えこぬたまの行く尋ねよ
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
そういう時、最初の看護婦は、——その女は二日ほどいたが堪えられずに帰ってしまった——後を向いて泣出し、二度目の看護婦は不貞腐ふてくされてを向いていた。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
たとえば、ひばりも、あまり美しい鳥ではありませんが、よだかよりは、ずっと上だと思っていましたので、夕方など、よだかにあうと、さもさもいやそうに、しんねりと目をつぶりながら、首をそっへ向けるのでした。
よだかの星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
こたへいはく、地気天に変格へんかくして雪となるゆゑ天のまるきと地のかくなるとを併合あはせ六出むつかどをなす。
高田たかたしろ大手先の広場ひろばに、木をかくけづり尺をしるしてたて給ふ、是を雪竿さをといふ。
石の帯というは、黒漆のなめしがわの帯の背部の飾りを、石で造ったものをいうので、衣冠束帯の当時の朝服の帯であり、位階によりて定制があり、紀伊石帯、出雲石帯等があれば、石の形にもけたなのもあれば丸なのもある。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
當時わが目にとまりしは、けたなる形に作りたる圓柱の廊なりき。
支倉の奴は木で鼻をくゝったような挨拶をしやがったが、おかみさんが分ったひとでねえ、病気の方は医者にかけて治療させると云う事になって姪の奴は一先ず世話した人の宅へ引取って、それから病院に通わせると云う事になったのです
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
形勢から察すると、さういふ結果になるわけだね。それに確かに、あんたは、大膽不敵にもそれを疑ふらしいが、その大膽さを、あんたは、改め直さなくてはならないよ。二人は大層幸福な御夫婦になるだらう。あの方は、あんな美しい、品のある、機智に富んだ、才藝のある婦人は、愛する筈ぢや。そして、多分、あの女も、あのひとを愛するだらうよ。
子路率爾そつじとしてこたえて曰く、千乗の国大国の間にはさまりて加うるに師旅しりょを以てしかさぬるに饑饉ききんを以てせんとき、ゆうこれをおさめば、三年に及ばんころ、勇ありみちを知らしめん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
この人藥のみちを深く知れり。
是に其言を怪しと思おして、其マサに御子産み給うを窃伺カキマミ給えば、八尋和邇ヤヒロワニになりて、葡匐委蛇ハイモコヨイき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
那時ソノトキマサニ志ヲ表サン
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
而して是れ現世このよに於て在るべき事でないことは明瞭あきらかである、基督教会が其伝道に由て「諸の人」に神の救を示すべしとは望んで益なき事である、而かも神は福音を以て人をさばき給うにあたり
異邦人に由て異邦人のために著わされし路加伝も亦イエスの言行を伝うるにあたりて来世を背景として述ぶるに於て少しも馬太伝に譲らないのである、医学者ルカに由て著わされし路加伝も亦他の福音書同様著るしく奇蹟的であって又来世的であるのである
由て今左に同氏の説を紹介するが、これは今からさに百二十一年前の文政四年〔一八二一〕に出版と成った同氏著の『槻の落葉信濃漫録』に載っている文章である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
〔補〕今からさに六十二年前の明治十四年十二月に、東京大学の松村任三先生が「神樹果して日本に生ずるや」と題する一文を当時の『郵便報知新聞』に掲げて大いに気焔を揚げられた事があった。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
鈎をおろすにりて、大事とること総て此の如くなれば、一旦懸りたる魚は、必ず挙げざる無く、大利根の王と推称せらるるもことわりなり。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
美くしさと云うものはどんな物にでもひそんで居る、その表面には出て居ないながらも尊い美くしさをさとく感じる事の出来ないのは一生のちには半分位損をする。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
大小数百千こと/″\しかくをなしてけずりたてたるごとく(かならずかくをなす事下にべんず)なるもの幾千丈の山の上より一崩頽くづれおつ
それを藝術げいじゆつちから自然しぜんくわさうとするのが大體だい/\方針はうしんらしい。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
みだれる雲——疾風はやての叫び——宵闇よいやみほど暗かった。時々、青白くひらめく稲妻がひとみを射、耳には、おどろおどろ、遠い雷鳴かみなりがきこえてきた。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つめたくつて本當ほんと晴々せえ/\とえゝみづぢやねえか、井戸ゐどてえに柄杓ひしやくすやうなんぢや、ぼか/\ぬるまつたくつて」おつたは獨語ひとりごとをいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
マガレルハ牛ノカシラトシ、ソウナルハ牛ノ脚トシ、横ナルハ牛ノクビトシ、転ズルハ牛ノ背トシ、ホウナルハ牛ノ腹トシ、立テルハ牛ノツノトシ、オウ(胸ノ綱)シュウ(尾ノ綱)備ワリ、軸、双、エン(ながえ)ヲ仰グ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)