“先登”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんとう89.7%
テエト2.6%
さきがけ2.6%
せんど2.6%
トップ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よる大分だいぶんけてゐた。「遼陽城頭れうやうじやうとうけて‥‥」と、さつきまで先登せんとうの一大隊だいたいはうきこえてゐた軍歌ぐんかこゑももう途絶とだえてしまつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
……先登テエト山案内ギイドは必死に岩鼻にしがみついていますが、もう三人を支える力がない……。最後クウの奴はしきりに足場トラアスを刻もうとしていますが、アックスは壁へ届きません。
たとへば先登さきがけの譽をえんとて、馬上のむれの中より一人ひとりの騎士、馳せ出づることあるごとく 九四—九六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
八五郎を先登せんどに、倅の久太郎お民の夫婦、掛り人の喜八郎まで飛んで行くと、主人峰右衛門の部屋の中は血の海、峰右衛門は喉笛を刺されてこと切れ、内儀のお皆は、肩のあたりを二ヶ所まで斬られ
友田から、一芸廻しの先登トップに指名されると、悪びれず、すぐ義太夫をやろうと思い、さらに、お京に三味線を弾かせることも考えついたのであった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)