“最後”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さいご71.8%
しまい6.8%
をはり4.3%
いやはて3.4%
おしまい2.6%
いまは1.7%
あと0.9%
うしろ0.9%
おしまひ0.9%
きり0.9%
(他:7)5.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“最後”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩35.7%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)30.8%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究18.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
わたくしはそこで対岸たいがんのおしろ最後さいごあがるのをながめたのでございます。
どうも不幸ふこうなる最後さいごげられたとはおもはれない、あるひ意外いぐわい救助すくひ
どんなにわかりのわるものでも最後しまいにはおとなしくみみかたむけることになってしまいます。
「俺あ時計バッカリ見よった、二時間と五分かかったが、その最後しまいの五分間の長かった事。停車場で一時間汽車ば待っとる位長かった」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わが未だ最後をはりことばをいはざるさきに、かの光は己が眞中まなかを中心として碾石ひきうすの如くめぐりき 七九—八一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この最後をはりの事は、愛する主よ、我等ぎまつるに及ばざれども、かくするはげに己の爲にあらずしてあとに殘れる者のためなり。 二二—二四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれ痛みて泣き伏せれば、最後いやはてに來ましし大穴牟遲の神、その菟を見て、「何とかも汝が泣き伏せる」とのりたまひしに
あゝきアポルロよ、この最後いやはてわざのために願はくは我を汝の徳のうつはとし、汝の愛するアルローロをうくるにふさはしき者たらしめよ 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
うたうと、その一人ひとりも、とうとう仕事しごとめました。そしてこのおとこは、最後おしまいだけしかかなかった。
そうして最後おしまいには自分が可愛いと思っている相手を、自分の手にかけてなぶり殺しか何かにしてしまわなくちゃ、気が済まないようになるんですってさあ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それを、何故、此の主義は、子を奪い去って、老いた両親に涙の臨終を与え、又その子をもほんろうし歎かせ、やがては、淋しい最後いまはの床に送るのであろうか。
大いなるもの (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
たゞわが身については我汝の願ひを滿みたさむ、我はグイード・グィニツェルリなり、未だ最後いまはとならざる先に悔いしため今既に罪を淨む。 九一—九三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「誰と誰てえことは言わねえが、おらあ一応五人の人間を疑ってみたんだ。が、考えてその四人まで身証みしょうがはっきりして取り除くとすると——最後あとの一人が犯人てえことは、なあ彦、動かねえところだろうじゃあねえか。」
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
くくし上げられた老人と老婆は、一隊の最後うしろに引き据えられた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「お孃さん間違つちやいけません。喜三郎は、二千兩の金に眼がくらんで、裏切をしましたが、半次兄哥は、最初から最後おしまひまで、お孃さんのことばかり考へて居ました」
——最初はなからこの娘には嚇されたが、どうやら最後きりまで嚇されそうだ。——さすがの一式小一郎も、微苦笑せざるを得なかった。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は何時も最後しまひには泣き出したのである。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
さと 二人だけで食べる、これが最後しめあですもね……。今晩は宴会……。明日の朝は、忙しうしてゆつくり出来んし、そん上、六時ていふ時間に乗り込むんぢや、御飯なんぞ、たべてをられやせん。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
……よ、よ、これが最後なごりぢゃぞ! かひなよ、け、これが最後なごりぢゃ! おゝ、いきくちびる
お雪の奴、いま頃は何処に何うしているだろう? 本当にかたづいているか。嫁いていなければ好いが、嫁いて居ると思えば心元なくてならぬ。最後のちには自分からひとを振切って行って了ったのだ。それを思えば憎い。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
あ、落ちます、落ちます。……先登テエト山案内ギイドは必死に岩鼻にしがみついていますが、もう三人を支える力がない……。最後クウの奴はしきりに足場トラアスを刻もうとしていますが、アックスは壁へ届きません。
あの鬚男がハドルスキーだな……ともう一度念のために番組を拡げて見るとハドルスキーの名は最後ドッサリ真打しんうち格の位置に書いてある。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ぼく達、ボオトの場景が最後ラストかざり、ていれば、撮影さつえいされた覚えもある荒川あらかわ放水路、あししげみも
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)