釘抜藤吉捕物覚書くぎぬきとうきちとりものおぼえがき11 影人形11 かげにんぎょう
三十間堀の色物席柳江亭の軒に、懸け行燈が油紙に包まれて、雨に煙っていた。 珍しいものが掛っていて、席桟敷は大入り満員なのだった。人いきれとたばこで、むっとする空気の向うに、高座の、ちょうど落語家の坐る、左右に、脚の長い対の燭台の灯が、薄暗く …
作品に特徴的な語句
まい おも ちょく 表情いろ いけ 最後あと 角力すもうとり 微笑わら きら 三味いと 腕力うで 屍骸しげえ 守護まも 退さが 図体ずうてえ ねじ 身上しんじょう 色彩いろ つい はず 空地あき 肩衣かたぎね 応答こたえ 頸部くび 役立やくだち げた 逮捕しよっぴ 表情かお 逡巡ためら 結局つまり たね いき 習癖くせ 肩衣かたぎぬ 鴨居かもい 硬張こわば 胡坐あぐら 膂力りょりょく 至芸しげい 芹生せりふ 落語はなし 葬式とむらい 蒼褪あおざ けな あか もが 身証みしょう 酔興すいきょう あられ 頭脳あたま もとどり 万筋まんすじ 初心うぶ かが 寄席よせ 客席おもて 大漢おおおとこ 声色こわいろ はや 唐桟とうざん 周囲まわり 呑気のんき 巡業まわ 出方でかた 凝視みつ 円枝えんし 傴僂せむし 低声こごえ 仕業しわざ 乾児こぶん 上方かみがた あやつ すがめ 相方あいかた こぶ 玄蕃げんば 犯人ほし 欠伸あくび 服装なり もと 文机ふづくえ みは つま 戸外そと 慇懃いんぎん 惚気のろけ 年長としかさ
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