“図体”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずうたい88.2%
づうたい5.9%
ずうてえ2.9%
ずたい2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴女あなたがそんな事をお言いなすっちゃ私は薬がめなく成ります。この図体ずうたいで、第一、宝丹を舐めようと云う柄じゃないんですもの。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……つひむかふを、うです、……大牛おほうし一頭いつとう此方こなたけてのそりとく。図体づうたいやまあつして野原のはらにもはゞつたいほど、おぼろなかかげおほきい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
図体ずうてえけえやつはこんなもんだ——といいたげに、藤吉の皮肉な苦笑が彦兵衛をふり返ったが、この藤吉のまぐれ当りの誇りどころか、彦兵衛は、われを忘れたように
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そうさ。だけどあんまり図体ずたいおおぎて、っともないつらしてるからよ。」