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『浮舟』
ふりがな文庫
『
浮舟
(
うきふね
)
』
「浪花江の片葉の蘆の結ぼれかかり——よいやさ。」 と蹌踉として、 「これわいな。……いや、どっこいしょ。」 脱いで提げたる道中笠、一寸左手に持換えて、紺の風呂敷、桐油包、振分けの荷を両方、蝙蝠の憑物めかいて、振落しそうに掛けた肩を、自棄に前 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1916(大正5)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
唯
(
ふと
)
見
(
や
)
強
(
えら
)
一寸
(
ちゃと
)
此処
(
どこここ
)
蹌踉
(
よろり
)
房
(
ふッさ
)
湿
(
うるみ
)
際
(
しな
)
間
(
あわい
)
端
(
ばな
)
帯
(
みおび
)
些少
(
ほん
)
解
(
よ
)
衆
(
ひと
)
吐
(
ほざ
)
顔色
(
つらつき
)
突掛
(
つッかか
)
清
(
すずし
)
婦人
(
たぼ
)
左様
(
さい
)
醜
(
きたな
)
一
(
ある
)
震
(
ふるえ
)
赫々
(
かっかっ
)
芸妓
(
つとめ
)
飜
(
かえ
)
風体
(
ふう
)
突
(
つッ
)
灯
(
ともし
)
切
(
せ
)
大
(
おおき
)
妓
(
ひと
)
姉
(
あんね
)
蹌踉
(
よろけ
)
定
(
さだま
)
許
(
とこ
)
両脚
(
もろずね
)
曇
(
どん
)
為
(
す
)
些
(
ちっ
)
切
(
きり
)
入
(
へえ
)
笑
(
わらい
)
雑
(
ざっ
)
六
(
ろく
)
茶室
(
かこい
)
掌
(
たなそこ
)
唯
(
と
)
退
(
ど
)
敏捷
(
すばや
)
向
(
むき
)
吐
(
ぬか
)
明
(
あかる
)
言
(
ことば
)
柔
(
やわらか
)
細
(
ほっそ
)
間々
(
あいあい
)
留
(
や
)
装
(
も
)
一時
(
ひとしきり
)
着様
(
つきさま
)
矢張
(
やっぱ
)
交際
(
づきあい
)
香
(
におい
)
飲酒
(
のみ
)
可哀
(
あわれ
)
弗
(
ふっ
)
留
(
とま
)
越
(
ごし
)
披
(
はだ
)
変
(
かわ
)
鳴
(
なり
)
揃
(
そろい
)
揚
(
あげ
)
一時
(
ひととき
)
嚇
(
かっ
)
薄
(
うっす
)
薩張
(
さっぱり
)
彼方
(
あっち
)
媚
(
なまめ
)
負
(
おぶ
)
支
(
つ
)
呀
(
や
)
行
(
や
)
否
(
いいえ
)
硝子
(
ビイドロ
)
上
(
あが
)
然
(
そ
)
可笑
(
おかし
)
難有
(
ありがて
)
時
(
どき
)
普通
(
ただ
)
戯
(
たわむれ
)
再
(
また
)
紅
(
くれない
)
御手
(
おて
)
頓
(
やが
)
家居
(
いえい
)
素通
(
すどおり
)