“妓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
41.8%
おんな33.5%
9.8%
をんな6.2%
ひと3.6%
こども2.1%
げいしゃ0.5%
じょろ0.5%
はう0.5%
はおり0.5%
0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「外ぢや御座いません、——あの柳橋で殺された吉原藝妓の——あののことに付きまして、親分に伺ひたいことが御座います」
長崎県五島の故郷へ出すの手紙を代筆してやりながら、何故こんな所へ来た? 親のため、そやけどこんな所とは思わなかったわ。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
時を嫌はず処を択ばず宴会の席にても衆人の中にても人は酒を飲みをひやかしつつある際にても不折君は独り画を画き画を談ず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
そして神戸中検梅幸奈良米、千代、国子……といつたやうな達と一緒に自動車に乗つて、春先の京都を乗廻したといふ噂が立つた。
其処に唯一人、あのが立ったんです。がキラキラすると、脊の嫋娜とした、裾の色のを、潮が見る見る消して青くします。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
松井の女主人は、先夜会った時にその死んだ男のことをいって、長火鉢の前で多勢ほかののいる傍で私を、冷笑するような調子で
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
隣の男は帰って往ったが、その夜友達と相談してれて往って、垣にをかけて門の中に入れて扉をことことと叩かした。桑はちょっといて
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
山県さんとか伊藤さんとか、豪い方の奥さんは、歌妓だと云いますから、歌妓でもおでも、それはかまわないようなものの、お宅は物がたい家ですから
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「割合に評判のわるくないでしたんですけど……矢張、あゝいふ人には、わるい虫がつきやすいですからな」
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
中形の浴衣に糸巻崩昼夜帯引掛という様子なり物言いなり仲町と思う人はあるかも知れぬが、ついぞこの間までにいなすった華魁衆とはどうしてどうして気がつくものか。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
するとどこかの舟の中で琵琶をひく音がきこえる。その音は、この片田舎に似あわず、京都声色があった。はたれぞと問うと、もと長安ので、いまはさる商人の妻なるものであるという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新橋の何とかと云うだったってきいた事があるが、今の年でこの位なら若い時にはキットさわがれて居たんだろうと思う。
芽生 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)