“芸娼妓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げいしょうぎ50.0%
くろうと25.0%
げいしやうぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君江は同じ売笑婦でも従来の芸娼妓げいしょうぎとは全く性質を異にしたもので、西洋の都会に蔓延まんえんしている私娼ししょうと同型のものである。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
はくのついた芸娼妓くろうとに違いないと申すもあるし、えらいのは高等淫売いんばいあがりだろうなどと、はなはだしい沙汰さたをするのがござって、とんと底知れずの池にむ、ぬしと言うもののように、素性すじょうが分らず
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
内地に居る日本人は海外の醜業婦と云へば一概に憂目を見、又堕落して居る者の様に考へるがれはまつたく反対の観察である。彼等の生活の贅沢ぜいたくな事は到底内地の芸娼妓げいしやうぎの想像も及ばない所だ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)