“丁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょう55.6%
ちやう18.1%
てい5.6%
とん5.6%
ちやん4.4%
ちゃん2.5%
てう1.3%
ひのと1.3%
よぼろ1.3%
ちよう0.6%
あた0.6%
ちょ0.6%
わかもの0.6%
イーヴン0.6%
チヨン0.6%
トン0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何もも忘れ果てて、狂気の如く、その音信れて聞くと、お柳は爾時……。あわれ、草木も、婦人も、霊魂に姿があるのか。
木精(三尺角拾遺) (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ど道臣が朝の日供に拜殿へ出てゐたので、千代松は竹丸を相手にして、社務所を兼ねた家の勝手口でこんなことを喋舌つてゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
蕎麥へば——と——。——だか三題噺のやうだが、姑忘聽之ふのは、て(うだらう。)べるとふとふ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
、と一つ、軽くを叩かれて、吃驚して後を振返って見ると、旦那様はもうえかねて様子を見にいらしったのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
雅さんのところへくとつて、その為に御嫁入道具まで調へて置きながら、今更外へれますか、雅さんも考へて見て下さいな。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
刀や馬具なども買込んで、いざと言えば何時でも出発が出来るようにと準備が整えている。ところが秋山大尉は留守と来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
れよと即坐りて女子づれは切拔きにかゝる、は三五仁和賀のさらひ、北廓全盛わたせば、提燈電氣燈、いつもふ五、と諸聲をかしくはやしつるに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
嬰児お鈴は今年生れたのだからもちろん酉だ。お久美の十三も嘉永二年の出生で己酉。磯屋のおりんとお滝は二十五年の同年で天保八年の生れだが、天保八年は——これもまたの酉!
「アア……それから今私は一寸学校に行てくるが、留守にいつものさんが来るかもしれないから其時は糸子さん、否でもすこしの間話相手になツてゐて下さいよ、ぢきかへるから……ね、外の人ぢやないからいゝでせう」
五大堂 (新字旧仮名) / 田沢稲舟(著)
「は?」彼は覚えず身をして、と立てたる鉄鞭にり、こは白日の夢か、空華の形か、正体見んと為れど、酔眼のく張るのみにて、れざるはなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
跋文を読むに、この書は二世瑞仙晋の子直温子徳が、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年忌辰って、に歴代の位牌を作り、せてこれを纂記して、嶺松寺に納めたもので
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
腰を折ったり、四つにったり、背中をにしたり、頭だけ曲げたり、恰好しだいでいろいろに変化する。そうして非常に急ぐ。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「こんな熟字ってあるものじゃねえ。川は川だし大は大さ。丁は丁だし首は首だ。音で読めば川大丁首。川大にしての首? こう読んだって始まらねえ。……こいつ恐らく隠語なんだろう」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
坊主懐中輪袈裟つてけ、老爺麻袋つた、烏帽子つて、めてづゝとた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
内へ帰ると早速、夕餉し、一寸着換へ、糸、犬、、などを書いた、読本を一冊、草紙のやうに引提げて、母様に、帯の結目かれると、戸外へ。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)