“丁”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちょう57.0%
ちやう16.6%
てい6.0%
とん6.0%
ちやん4.6%
ちゃん2.6%
よぼろ1.3%
あた0.7%
ちょ0.7%
ちよう0.7%
(他:6)3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“丁”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
縁側えんがわはぎをぶらさげて、膝頭ひざがしらちょうたたくと、膝から下がぴくんとねる事がある。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これはおかしい、つりといえばちょうどその時、向うづめの岸にしゃがんで、ト釣っていたものがあったでござる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちやうど此の日の前夜ぜんやも、周三は、父から結婚問題に就いて嚴重げんぢう談判だんぱんツたのであツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ちやうど……きつねあなにはあかりかぬが、さるみせにはともしび時分じぶん
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こうなるとこうおつへいていらは、まったく自分じぶんらがったものとおもいました。
雪の国と太郎 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのくるこうおつへいていはまたあつまって相談そうだんいたしました。
雪の国と太郎 (新字新仮名) / 小川未明(著)
老爺ぢいしはぶきひとわざとして、雪枝ゆきえ背中せなかとん突出つきだす。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まれたは御自分でありませんが、いや、とんとそのぬしのような美人でありましてな、」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「すゞめ三羽さんばはと一羽いちはといつてね。」とちやん格言かくげんまで出來できた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これなりはずに行くなんて、それはお前かへつて善くないから、矢張やつぱり逢つて、ちやんと話をして、さうして清く別れるのさ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
貴下あなたのようなかた出入ではいりは、今朝けさッからお一人しかありませんもの。ちゃんと存じておりますよ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして——たしかあずかる、決して迂散うさんなものでない——と云つて、ちゃんと、衣兜かくしから名刺を出してくれました。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
木綿袴を穿いた、よぼろの年の
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
あなたには花籠をこさへて上げませうか」「アどうか……私には牡丹をこさへててうだい」糸子はさくらの葉に蝋を引ながら「牡丹は下手ですもの」「下手でもいゝの」「ぢやあしたまでね」「アア……それから今私は一寸学校に行てくるが、留守にいつものよぼろさんが来るかもしれないから其時は糸子さん、否でもすこしの間話相手になツてゐて下さいよ
五大堂 (新字旧仮名) / 田沢稲舟(著)
跋文ばつぶんを読むに、この書は二世瑞仙晋ずいせんしんの子直温ちょくおんあざな子徳しとくが、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年忌辰きしんあたって、あらたに歴代の位牌いはいを作り、あわせてこれを纂記さんきして、嶺松寺に納めたもので、直温の自筆である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
腰を折ったり、四つにったり、背中をよこちょにしたり、頭だけ曲げたり、あな恰好かっこうしだいでいろいろに変化する。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
満枝は金煙管きんぎせる手炉てあぶりふちちようちて、男の顔に流眄ながしめうらみを注ぐなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
手元に脱捨ぬぎすてたりし駒下駄こまげたを取るより早く、彼のおもてを望みて投げたるが、ちようあたりてひるむその時
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いつもにぎはふ五てうまち、と諸聲もろごゑをかしくはやしつるに、記憶おぼえのよければ去年こぞ一昨年おととしとさかのぼりて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
嬰児あかごお鈴は今年生れたのだからもちろん酉だ。お久美の十三も嘉永二年の出生で己酉つちのととり。磯屋のおりんとお滝は二十五年の同年で天保八年の生れだが、天保八年は——これもまたひのとの酉!
「こんな熟字ってあるものじゃねえ。川は川だし大は大さ。丁は丁だし首は首だ。音で読めば川大丁首せんだいていしゅ。川大にしてわかものの首? こう読んだって始まらねえ。……こいつ恐らく隠語なんだろう」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
坊主ばうず懐中ふところ輪袈裟わげさつてけ、老爺ぢい麻袋あさふくろさぐつた、烏帽子えぼうしチヨンかぶつて、あらためてづゝとた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
内へ帰ると早速、夕餉ゆうげすまし、一寸ちょいと着換きかへ、糸、犬、いかり、などを書いた、読本どくほんを一冊、草紙そうしのやうに引提ひっさげて、母様おっかさんに、帯の結目むすびめトンたたかれると、すぐ戸外おもてへ。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)