“丁(てう)” の例文
夫(そ)れよと即坐(そくざ)に鋏(はさみ)を借(か)りて女子(おなご)づれは切拔(きりぬ)きにかゝる、男(をとこ)は三五郎(らう)を中(なか)に仁和賀(にわか)のさらひ、北廓(ほくくわく)全盛(ぜんせい)見(み)わたせば、軒(のき)は提燈(ちようちん)電氣燈(でんきとう)、いつも賑(にぎは)ふ五丁(てう)町(まち)、と諸聲(もろごゑ)をかしくはやし立(た)つるに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
身分(みぶん)は高(たか)からずとも誠(まこと)ある良人(おつと)の情心(なさけごゝろ)うれしく、六疊(でう)、四疊(でう)二間(ま)の家(いへ)を、金殿(きんでん)とも玉樓(ぎよくろう)とも心得(こゝろえ)て、いつぞや四丁(てう)目(め)の藥師樣(やくしさま)にて買(か)ふて貰(もら)ひし洋銀(ようぎん)の指輪(ゆびわ)を大事(だいじ)らしう白魚(しらを)のやうな、指(ゆび)にはめ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)