“北廓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なか30.8%
ほっかく23.1%
ほくかく15.4%
ほくくわく15.4%
きた7.7%
くるわ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜はぞろぞろ寄席へ押しかけたり、近所の牛肉屋や蕎麦屋(そばや)で、火を落すまで酒を飲んだりした。北廓(なか)の事情に詳しい人や、寄席仕込みの芸人などもあった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「こらっ、婢(おんな)っ! 北廓(ほっかく)はいずれであるか、これからまいるぞ。案内をいたせっ。ははははは、愉快愉快」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
北方に佳人(かじん)ありといひしも、北は陰位(いんゐ)なれば女に美麗(びれい)を出すにやあらん。二代目の高尾は(万治)野州に生(うま)れ、初代の薄雲(うすぐも)は信州に産(さん)して、ともに北廓(ほくかく)に名をなせり。
男は三五郎を中に仁和賀のさらひ、北廓(ほくくわく)全盛見わたせば、軒は提燈(ちようちん)電気燈、いつも賑(にぎは)ふ五丁町、と諸声(もろごゑ)をかしくはやし立つるに、記憶(おぼえ)のよければ去年(こぞ)一昨年(おととし)とさかのぼりて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そのころの金持番付では三井の一枚上にいて、西の鴻之池(こうのいけ)と張出横綱になっているほどな三谷総本家の一族で、斧四郎の通人ぶりは、辰巳(たつみ)も北廓(きた)も、風靡(ふうび)していた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『北廓(くるわ)の近くへ行けば』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)