“ほっかく”の漢字の書き方と例文
語句割合
北廓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こらっ、おんなっ! 北廓ほっかくはいずれであるか、これからまいるぞ。案内をいたせっ。ははははは、愉快愉快」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「御同然で、私はそれでも、首尾よく間違えずに来たですよ。北廓ほっかくだというから、何でも北へ北へと見当を着けるつもりで、宅から磁石を用意に及んだものです。」
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ははははは、この刻限にこの道、これはいかさま野暮なことをおきき申した。雨の夜の北廓ほっかくもまれには妙でござろう。下世話げせわにも気散じとか申してな、武骨ながら拙者もお供つかまつろう」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)