“丁抹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
デンマーク66.7%
デンマアク16.7%
でんまるく5.6%
でんまーく5.6%
デンマルク5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とびっくりして嬢は一足歩を進めたが、公爵家の海蛇ショウ・オルムの頸飾りといえば、公爵家の名前よりもっと昔から、丁抹デンマーク全土に響き渡っていた。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
海峡の沖に団々と雲が流れて、あたまのすぐうえで風が唸っている。鳥かと思って見たら、砲台の柱に高く、雨を吸って重い丁抹デンマアクの国旗がはためいていた。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
十五六世紀の西洋の甲冑かっちゅうけた士卒が出て、鎌倉武士かまくらぶしせりふを使う。亡霊ぼうれいの出になる。やがて丁抹でんまるく王城おうじょうの場になる。道具立どうぐだてさびしいが、国王は眼がぎろりとして、如何にも悪党あくとうらしい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ドイツを中心にして、ロシア、フランス、スペイン、ベルジユーム、オーストリア・ハンガリイ、諾威のるうえ丁抹でんまーく、さういふ各国の文学がそこに移植せられた。
ペチヨリンとゲザ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
来会者の中から舞台に出て色色いろいろの歌やをどりが演ぜられた。会員には英国人以外に仏蘭西フランス諾威ノウルエエ丁抹デンマルク西班牙スペインなどの人人も加はつて居るので世界的の隠し芸が演ぜられるのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)