“白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろ52.3%
しら23.0%
せりふ6.7%
ちろ3.7%
はく3.1%
もう2.2%
じろ2.2%
0.7%
まを0.5%
しれ0.4%
シロ0.4%
シラ0.4%
セリフ0.4%
ホワイト0.4%
じら0.3%
0.3%
ちれ0.3%
ぱく0.3%
さかずき0.1%
しろい0.1%
しィろ0.1%
あきら0.1%
0.1%
ぜりふ0.1%
たゞ0.1%
0.1%
びゃく0.1%
びやく0.1%
まう0.1%
まお0.1%
タク0.1%
ハク0.1%
ブランク0.1%
ベルギー0.1%
マウ0.1%
マヲ0.1%
ワイ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からだじゅうがすっかりあかいのや、しろあかのまだらのや、あたまのさきが、ちょっとくろいのや、いろいろあったのです。
金魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
それでもとおもってまたすこし行ってみると、草原くさはらなかに、大きな石のっているのがしろえました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そのときもうそろそろしらみかかってきた大空おおぞらの上を、ほととぎすが二声ふたこえ三声みこえいてとおって行きました。
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
有明ありあけ月冷つきひややかに夜は水のごとしらみて、ほのぼのと狭霧罩さぎりこめたる大路のせきとして物の影無きあたり
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
(註。最初さいしよ此話このはなし芝居話しばゐばなしでしたがおくまの弾丸たまをのがれてのせりふしるして置きます、)
そして、此の両端を結びつけるものとして、身振りまたはしぐさをする役と、せりふ、即ち台詞を云ふ役とを同時に併用する一種の形式が存在する。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「醜なかないじゃないの。あたしあんたが好きよ。穏和おとなしいんだもん。義公みたいになまっちろい、それでいて威張っている奴なんか大嫌さ」
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
源吉は照れ臭く額を叩きました。全く良い男には相違ありませんが、自負心が強大で、なまちろくて、平次が見ると、虫唾が走りそうでなりません。
裾野陣すそのじん降兵こうへいをくわえた約千余の人数を、せいりゅうはくげんの五段にわかち、木隠こがくれ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何をいうかモコウ」とドノバンは笑った。じっさい、べきべきたる濃霧のうむはくぱくよりほかは、なにものも見えないのである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
のみは御過憂あるべからず、ともうしたりければ、にもと点頭うなずかせられて、そのとしの九月、立てゝ皇太孫と定められたるが
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いざなぎの禊ぎに先だって、よもつひら坂に現れて「もうこと」あった菊理クヽリ媛(日本紀一書)は、みぬま類の神ではないか。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「いいえ、樹の枝にぶらりぶらりと、女の乳をつるしたように——可厭いやにあだじろく、それ、おつむりそばにも。」
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すでに、盗人たちがちりぢりに、死人しびとを残して引き揚げた小路は、月に照らされて、さながら霜を置いたようにうすじろい。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やがて若蘆の芽のくきくきと出揃でそろう頃は、夕月の影をくだいて満ち潮のなごりがらと頭越しに流れよるようになる。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
そしていよいよチーンと冴えらけている娘と宋江の仲を笑って、さらにペチャクチャりなし言に努めたり、また寝室の帳台を開けて、そこの香炉こうろに、春情こうべたりした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三人さんにんおなじくゆめむ、ゆめ蒋侯しやうこう伝教さんだいふつかはして使者ししやおもむきまをさす。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
新室にひむろしづ手玉ただまらすもたまごとりたるきみうちへとまをせ 〔巻十一・二三五二〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「そうれろえ、いねしれはなえたぞ、白坊主しろばうずはなだこりや」かれいたたゝいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
作「わしイ頼まれて少し相談ぶちにめえったが、お前等めえらうちに此の頃年齢としごろ二十二三のわけえ色のしれえ江戸者が来て居ると云う話、それにいて少し訳あってめえった」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私はふと気がつくと、シロがぐったり首垂れて、しかも耳から鮮血を白い毛並のあたりに、痛痛しく流しながら帰って来るのを見た。私はかっとなった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
モウ ヂキ ハルガ クルノデス。ウマヤノ マエノ ヒザシガ ヒニ ヒニ アタタカク ナツテ クロイ ツチカラ シロイ ユゲガ ノボリハヂメテ ヰマス。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
月が中天へ來ぬ前に、もう東の空が、ひいわりシラんで來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
月が中天へ來ぬ前に、もう東の空が、ひいわりシラんで來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
市村の如きは時代世話であつて、生世話キゼワでないと言つて、そのセリフ廻しから、芸質を評したのも、父菊五郎を生世話の優人としてゐたからである。
菊五郎の科学性 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
セリフ朗読レクチユル発声法エロキユシヨン物言ふ術ヂクシヨン朗誦術デクラマシヨン
俳優教育について (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
その白さも、薔薇ばらホワイトではなくて、白夜、白雨といった感じ、夏らしい清新の感がともなっております。
平塚明子(らいてう) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
なにしろ万白船中黄二点、全船のホワイトの中でおれをのけてただ一人の日本人なんだからおれも気にした。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ちりまどのうはじらみ、ざしのあはに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
塵居ちりゐの窓のうはじらみ日ざしのあはに、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「オーイ。面ッェことになるれ。みんな早う、来いや、来いや」
「どうも、変テコらて。オラトコのアネサは浮気だけはしねもんだと思うていたが、天狗様のアンニャに惚れていたがんだろか。あんげの熊だか鬼みてのオッカネ女が、誰に惚れても、なんにもならねエもんだろが、面ッャエことになったもんだわ」
そのなまちれエしやツつら
「そうだ。惚れてやがる。お駒のやつ、あの磯五てえ生っちれえ野郎に、首ったけなんだな。ちっ、道理で——だが、待てよ、こりゃあ相手がよくねえ。うむ、気をつけるとも。気をつけるとも。おれあ磯五に、しっかりこのまなこを光らせているからな——」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「何をいうかモコウ」とドノバンは笑った。じっさい、べきべきたる濃霧のうむはくぱくよりほかは、なにものも見えないのである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
沸沸ふつふつほとばしる銀ぱくの蒸気と、
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さかずきを挙げてたのしみとなす、何ぞれ至楽ならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さかずきを挙げて 深きを辞せざりき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
デモ土蔵の白壁はさすがにしろいだけに、見透かせば見透かされる……サッと軒端のきば近くに羽音がする、回首ふりかえッて観る……何もまなこさえぎるものとてはなく、ただもう薄闇うすぐら而已のみ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
だってなんぼ色がおしろいッてあんなに……わたくしうちにいる時分はこれでもヘタクタけたもんでしたがネ、此家こちらへ上ッてからお正月ばかりにして不断は施けないの、施けてもいいけれども御新造ごしんぞさまの悪口がいやですワ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ちいさなしィろいお家がひとつ。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
ちいさなしィろいお家の中に、
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
すると男は、一刻も早く自分が普通の乞食でないのをあきらかにしようとするやうに、
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
またこれを覚る、奴食を催すうたた急なり、然、計を決しももち大いにんで烏竜とう、狗声に応じ奴を傷つく、奴刀を失し伏して地に倒る
庸三は二度と彼女を見舞わない腹で、ぜりふをのこして病室を出た。彼は手術当時の彼女の態度にすっかり厭気いやけが差していた。彼女を憎んでもいた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
この話をば、ほと/\道の曲りめごとにさらへ行くほどに、賣漿婆みづうりばゞはをぢが長物語のむくいに、檸檬リモネ一杯ひとつきたゞにて與へ、をぢと我とに分ち飮ましめ、又別に臨みて我にさねの落ち去りたる松子まつのみ一つ得させつ。
御同様サ、今日聞き込んだが、二、三日前に這入へえって来たバツクの(東京くだりのハイカラ)なまれエ給仕上りの野郎に聞いたんだが、議会で政府のアラ捜しより能の無え議員が、大分鋭く監獄部屋の件で内務大臣に喰って掛ったそうな、責任塞げにでも、役人に調査材料を集めに派遣よこすのだとサ。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
にあらず。無にあらず、動にあらず、じょうにあらず、しゃくにあらず、びゃくにあらず……」その句も忍藻の身に似ている。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
「点ならござれ即点に、素襖すあをかきのへたながら、大刀たちの切字や手爾遠波てにをはを、正して点をかけ烏帽子ゑぼし、悪くそしらば片つはし、棒を背負しよつた挙句の果、此世の名残執筆の荒事、筆のそつ首引つこ抜き、すゞりの海へはふり込むと、ほゝうやまつてまうす。」
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「一紙半銭の奉財のともがらは、この世にては無比のらくにほこり、当来にては数千蓮華すせんれんげの上に坐せん、帰命稽首きみょうけいしゅうやまってまおす」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ひゝらぎの八尋桙ね底つかぬ国。をとめのマヨひきの国。たまくしげ輝く国。こもまくらあるタク新羅の国を、丹波ニナミけ給ひマツロへ給はむ。」とかうした文句でヲシへて
それより左右さゆう兩側りやうがわに、エイフツドクハク
ブランクならば未だしも救はれる、にも関はらず自分の胸の底には彼等のそれと反対の凡てを鬱積させてゐる——小胆の癖に大胆を装うてゐる、自信は毛程も持ち合せない、役に立たないカラ元気ばかりを煽りたてゝゐるんだ——卑しい妄想と、愚かな感傷と、安価な利己心と、陰鬱な夢と、その癖いけ図々しい愚昧な策略とを持つてゐるんだ。
明るく・暗く (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「それが、ほぼ東経二十八度北緯四度のあたりです。イギリス領スーダンとベルギー領コンゴの境、……イツーリの類人猿棲息地帯ゴリラスツォーネから北東へ百キロ、『悪魔の尿溜ムラムブウェジ』の魔所へは三十マイル程度でしょう」
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「——ウヤマツテマウス。祈願ノ事」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……汝屋船イマシヤフネノ命に、天津奇護言アマツクスシイハヒゴトを以ちて言寿コトホぎ鎮め申さく、この敷きます大宮地オホミヤトコロの底つ岩ねの極み……平らけく安らけくまもりまつる神の御名をマヲさく、屋船くゝのちの命・やふねとようけ姫の命と
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
京都大学の荒木総長が、まだ医科大学長をしてゐた頃、ある夏の日盛りにワイシヤツ一枚になつて、大学の図書館に入つて来た。