“白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろ54.1%
しら22.2%
せりふ6.2%
ちろ3.4%
はく3.0%
もう2.1%
じろ2.1%
0.6%
まを0.5%
ホワイト0.5%
しれ0.4%
シロ0.4%
ワイ0.4%
シラ0.4%
セリフ0.4%
じら0.2%
0.2%
ちれ0.2%
ぱく0.2%
マヲ0.2%
しイろ0.1%
さかずき0.1%
しろい0.1%
しィろ0.1%
あきら0.1%
0.1%
ぜりふ0.1%
たゞ0.1%
0.1%
びゃく0.1%
びやく0.1%
まう0.1%
まお0.1%
タク0.1%
ハク0.1%
パイ0.1%
ブランク0.1%
ベルギー0.1%
マウ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂漠のあちらに、深林がありましたが、しめっぽいく五ごろのこと、そのから、おびただしい発生しました。
北海の波にさらわれた蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私の家は北組といって、千住一丁目の奥深いところでしたけれど、まだあたりのまない内から、通を行く車の音や人声が聞えます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
外国の作品、殊に戯曲に現はれる人物のを通して、その人物のコンディションを知る為めには、余程の注意と敏感さが必要である。
ジュウル・ルナアル (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「醜なかないじゃないの。あたしあんたが好きよ。穏和しいんだもん。義公みたいになまっい、それでいて威張っている奴なんか大嫌さ」
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
中空に漂うて、それは一点の、高雅なアトムを撒きちらしてゐた。(いちど「静」のなかで羽根を憩うた、あの「動」の相で…)
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
王大いに喜び諸臣にえらく、もし能く灌頂刹帝大王の命を救う者あらば何をうべきやと。諸臣さようの者には半国を与うべしとす。
四国二十三番の札所薬王寺にゆく足だまりにもなるので、遍路の人のほのい姿と、あわれにふる鈴のもこのたそがれのわびしい点景。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこにはの破片を植ゑた煉瓦塀の外に何もなかつた。しかしそれは薄いをまだらにぼんやりとらませてゐた。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この事し訖へつれば、すなはち熟苽のごと一三、振りきて殺したまひき。かれその時より御名を稱へて、倭建の命とまをす。
なにしろ万白船中黄二点、全船のの中でおれをのけてただ一人の日本人なんだからおれも気にした。べつに気にしなくてもいいじゃないか。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
作「イ頼まれて少し相談ぶちにったが、お前等に此の頃年齢二十二三のえ色のえ江戸者が来て居ると云う話、それにいて少し訳あってった」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ウマヤノ マエノ ヒザシガ ヒニ ヒニ アタタカク ナツテ クロイ カラ イ ユゲガ ノボリハヂメテ ヰマス。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
その数学の教師でも早川さんのように徹底したのは滅多にない。シャツが面倒だと言って、烏賊の甲という胸丈けの奴をつけている。
母校復興 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
月が中天へ來ぬ前に、もう東の空が、ひいわりんで來た。夜のほの/″\明けに、姫は、目を疑ふばかりの現實に行きあつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
が、彼自身は、時として、彼の、彼のに、菊五郎以外のものを感じたに違ひない。其は彼自身であつて、同時に彼の父であつた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
のうはみ、ざしの
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
あの馬鹿野郎も自慢こいて威張ってけつかるがんだが、入れてみれ、面ッェわ。そうら、そうら、てがんだ。
そうだ。惚れてやがる。お駒のやつ、あの磯五てえ生っえ野郎に、首ったけなんだな。ちっ、道理で——だが、待てよ、こりゃあ相手がよくねえ。うむ、気をつけるとも。気を
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
じっさい、べきべきたる濃霧よりほかは、なにものも見えないのである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
仍、広物、鰭の狭物を追ひ聚めて、は、天つ神のみ子に仕へまつらむやと問ふ時に、諸の魚皆、仕へまつらむとす中に、海鼠白さず。
それ外より入る者は、たる無し、門より入る者は家珍にあらず。を挙げてとなす、何ぞれ至楽ならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
だってなんぼ色がおッてあんなに……にいる時分はこれでもヘタクタけたもんでしたがネ、此家へ上ッてからお正月ばかりにして不断は施けないの
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ちいさないお家がひとつ。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
すると男は、一刻も早く自分が普通の乞食でないのをかにしようとするやうに
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
計を決しち大いにんで烏竜とう、狗声に応じ奴を傷つく、奴刀を失し伏して地に倒る、狗ついに奴の頭をう、然、因って刀を取って奴を斬り、婦を以て官に付しこれを殺すと。
庸三は二度と彼女を見舞わない腹で、をのこして病室を出た。彼は手術当時の彼女の態度にすっかり厭気が差していた。彼女を憎んでもいた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
この話をば、ほと/\道の曲りめごとにへ行くほどに、賣漿婆はをぢが長物語のに、檸檬一杯にて與へ、をぢと我とに分ち飮ましめ、又別に臨みて我にの落ち去りたる松子一つ得させつ。
三日前に這入って来たバツクの(東京りのハイカラ)れエ給仕上りの野郎に聞いたんだが、議会で政府のアラ捜しより能の無え議員が
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
にあらず。無にあらず、動にあらず、にあらず、にあらず、にあらず……」その句も忍藻の身に似ている。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
ほゝつてす。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「一紙半銭の奉財のともがらは、この世にては無比のにほこり、当来にては数千蓮華の上に坐せん、帰命稽首ってす」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
をとめのひきの国。たまくしげ輝く国。こもまくらある新羅の国を、丹波け給ひへ給はむ。
伊等各國上等船客れも美々しき服裝して着席せる其中つて、はしき春枝夫人可憐日出雄少年との姿えた。
今一つ、度々やられるのは、三元牌とか荘風門風連風の牌とかの二枚、くは四枚位を自分の持牌中に加えることである。
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ならば未だしも救はれる、にも関はらず自分の胸の底には彼等のそれと反対の凡てを鬱積させてゐる——小胆の癖に大胆を装うてゐる、自信は毛程も持ち合せない
明るく・暗く (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「それが、ほぼ東経二十八度北緯四度のあたりです。領スーダンと領コンゴの境、……イツーリの類人猿棲息地帯から北東へ百キロ、『悪魔の尿溜』の魔所へは三十マイル程度でしょう」
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「——ツテス。祈願ノ事」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)