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白
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し
ふりがな文庫
“
白
(
し
)” の例文
そこには
空
(
あ
)
き
罎
(
びん
)
の破片を植ゑた
煉瓦塀
(
れんぐわべい
)
の外に何もなかつた。しかしそれは薄い
苔
(
こけ
)
をまだらにぼんやりと
白
(
し
)
らませてゐた。
或阿呆の一生
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あわあわしい
白
(
し
)
ら雲が
空
(
そ
)
ら一面に
棚引
(
たなび
)
くかと思うと、フトまたあちこち
瞬
(
またた
)
く間雲切れがして
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そしていよいよチーンと冴え
白
(
し
)
らけている娘と宋江の仲を笑って、さらにペチャクチャ
執
(
と
)
りなし言に努めたり、また寝室の帳台を開けて、そこの
香炉
(
こうろ
)
に、春情
香
(
こう
)
を
焚
(
く
)
べたりした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて若蘆の芽のくきくきと
出揃
(
でそろ
)
う頃は、夕月の影をくだいて満ち潮のなごりが
白
(
し
)
ら
白
(
し
)
らと頭越しに流れよるようになる。大空は梅が香の艶なにおいに
朦朧
(
もうろう
)
として、月も曇りに近い
霞
(
かす
)
み方である。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
白
(
し
)
イロい
雲
(
く
)
ウモが
高
(
た
)
アかく
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
月が
家並
(
やなみ
)
の後ろの高い
樫
(
かし
)
の梢まで昇ると、向う片側の家根が
白
(
し
)
ろんできた。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
白
(
し
)
イろい
白
(
し
)
イろい真白い
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
白
(
し
)
イろい眼玉は可愛いよ
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“白”の解説
白(しろ)またはホワイトは、全ての色の可視光線が乱反射されたときに、その物体の表面を見たヒトが知覚する色である。白色(ハクショク、しろいろ)は同義語。無彩色で、膨張色の一つである。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“白”を含む語句
蒼白
白痴
面白
明白
白衣
白々
白眼
白楊
白光
淡白
白粉
白布
白馬
白地
白襯衣
生白
白銀
白金
黒白
白昼
...