“白襯衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろシャツ20.0%
しろしゃつ10.0%
しろしやつ10.0%
シャツ10.0%
シユミイズ10.0%
ブランシユシユミイズ10.0%
ホワイトシャート10.0%
ホワイト・シャツ10.0%
ワイシャツ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半身とは云え胴衣が二つ見えるだけである。服はフロックと思われるが、背景の暗いうちに吸い取られて、明らかなのは、わずかにるる白襯衣の色と、額の広い顔だけである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時も、手で突張ったり、指で弾いたり、拳で席をいたり、(人が居るです、——一人居るですよ。)その、貴下……白襯衣君の努力と云ってはなかった。誰にも掛けさせまいとする。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白襯衣らしいに、流行の編襟飾けて、浪人とはにも受け取れない位、ハイカラに取りろつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
白襯衣の角のない襟は用捨もなく押しつけるように耳朶をえて、また両頬を擦り、で固めた腕飾りはまったく手頸をかくして、赤い先の曲ッた指
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
従つて寄席の客の大半は労働者で帽や白襯衣を着ない連中が多く、大向から舞台の歌に合せて口笛を吹いたり足踏をしたりする仲間もあつた。演じた物には道化た流行唄や曲芸などが多かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
老優は上着を着終るのも待たず白襯衣の上へ穿いた、ロダンの彫像が動き出した様な悠然した老躯を進めて、嵐の海の様に白い大きな二つのら目で見しながら
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
先生の白襯衣を着た所は滅多に見る事が出来なかった。大抵は色のフラネルに風呂敷の切れのような襟飾を結んでましておられた。
彼の白襯衣の汚れ目も、また周圍構はぬ高聲で話しかける地方人の癖をも、私は決して不快に思はなかつた。二人は思出す儘に四、五人の舊友に就いて語つた。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
健三はさっさと頭から白襯衣って洋服に着換えたなり例刻にを出た。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)