“撑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささ75.0%
さゝ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白襯衣シャツの角のない襟は用捨もなく押しつけるように耳朶をささえて、また両頬を擦り、のりで固めた腕飾りはまったく手頸をかくして、赤い先の曲ッた指
あいびき (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
そしてその末端に花穂をささえ着け花穂は中天に翻っているのである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
渡船小屋は疎らな林の縁にあつて、此方から呼ぶと、ぢゞいが声に応じて出て来た。舟は渦を衝いて凄じく流れる。それを爺は巧に棹にさゝへて、岸へ/\と近寄つて来る。
草津から伊香保まで (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)