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撑
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さゝ
ふりがな文庫
“
撑
(
さゝ
)” の例文
渡船小屋は疎らな林の縁にあつて、此方から呼ぶと、
爺
(
ぢゞい
)
が声に応じて出て来た。舟は渦を衝いて凄じく流れる。それを爺は巧に棹に
撑
(
さゝ
)
へて、岸へ/\と近寄つて来る。
草津から伊香保まで
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
撑
部首:⼿
15画