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撑
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ささ
ふりがな文庫
“
撑
(
ささ
)” の例文
白襯衣
(
シャツ
)
の角のない襟は用捨もなく押しつけるように耳朶を
撑
(
ささ
)
えて、また両頬を擦り、
糊
(
のり
)
で固めた腕飾りはまったく手頸をかくして、赤い先の曲ッた指
あいびき
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
そしてその末端に花穂を
撑
(
ささ
)
え着け花穂は中天に翻っているのである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
著
(
こ
)
メテ啼キ/新春恰モ好シ新棲ニ寄スルニ/片茅頂ヲ
盖
(
おお
)
ヒテ多地無ク/断木門ヲ
撑
(
ささ
)
ヘテ小蹊有リ/咸籍ノ流風叔侄ヲ
聯
(
つら
)
ネ/機雲ノ廨舎東西ヲ占ム/蘆簾
掲
(
かか
)
ゲテ梅花ノ外ニ在ルモ/只欠ク斉眉挙案ノ妻〕この律詩に毅堂は
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
撑
部首:⼿
15画