“立派”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りつぱ55.6%
りっぱ40.7%
じっぱ1.5%
りつは0.7%
いっぱ0.7%
れっぱ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで他國たこく立派りつぱ堂々だう/\たる小學校せうがくかうきふ其樣そんなすぼらしい學校がくかうぼく子供心こどもごころにもけつして愉快ゆくわい心地こゝちなかつたのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
今日なら、もうほんとうに立派りっぱな雲のみねが、東でむくむくりあがり、みみずくの頭の形をした鳥ヶ森ちょうがもりも、ぎらぎら青く光って見えた。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そうとものし、うららはアメジカ人やヘリピン人や、ドシア人の出来なかった工事こうりを、立派じっぱにやって見せちやるんじゃ。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
そのとり框に中框を使つかつて大がいふだかん板ばかりで寫してゐたが、しよ撮影さつえいから寫る寫る、立派りつはに寫る。
「……どんより証拠使用人が大将の為めにどうおしみません。第一人格が立派いっぱです」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
薄穢けりアそれでえよ、本当に呆れて物が云われねえ、いやなら何も無理もりに女房になれとは云わねえ、わしの身代が立派れっぱになれば、お前さんよりもっと立派れっぱ女房にょうぼを貰うから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)