“論”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろん61.1%
あげつら20.4%
あげつ9.3%
あげ3.7%
さと1.9%
どん1.9%
ロン1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶたい花みちは雪にて作りたる上に板をならぶる、此板も一夜のうちにこほりつきて釘付くぎづけにしたるよりもかたし。だん国にくらぶればろんほかなり。
ティメオが魂についてあげつらふところは、こゝにて見ゆる物に似ず、これ彼はそのいふごとく信ずと思はるゝによりてなり 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
吾人は其の成功と不成功をあげつらはず、唯だ世人が如何に冷淡に此の題目を看過するかを怪訝くわいがしつゝあるものなり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
誰彼のうわさに夜をふかすうちに、かしましきがつねとて、誰にはかかる醜行あり、彼れにはこうした汚行ありとあげつらうを聞いて
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
と、おとうさんは、さとされました。
青い石とメダル (新字新仮名) / 小川未明(著)
「……どんより証拠使用人が大将の為めにどうおしみません。第一人格が立派いっぱです」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
たび/\紀州の奉行ブギヨウ、又船将センシヨヲなどに引合いたし候所、なにぶん女のいゝぬけのよふなことにて、度々ロンじ候所、此頃ハ病気ビヨヲキなりとてわぬよふ(に)なりており候得ども