“目論”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくろ79.0%
もくろん12.9%
もくろみ8.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃東京じゅうの金持ちが名前をきくだけでもふるえあがっている仮面強盗に変装してご婦人のかたを吃驚びっくりさせようと目論もくろんでいたのです。
探偵戯曲 仮面の男 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
今日までに入用であるといえば、明智は今にも、この人形を使って、一仕事する積りに相違ないが、一体全体この男何を目論もくろんでいるのだろう。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
動物の中には理性を賦与されているものもいるという議論に非常に都合のよくなる目論もくろみを、禁止するところのあの軍律を、読み聞かせたのだ。