平林初之輔
1892.11.08 〜 1931.06.15
“平林初之輔”に特徴的な語句
扉
今朝
貴女
家
妾
貴方
身体
跫音
夜
多勢
咽喉
吃驚
室
年齢
中
昨日
低声
仰言
昨夜
椅子
敷島
慄
内儀
起
蒼
覗
訊問
曳
赧
伽噺
件
咄嗟
煙草
浴衣
素人
癪
玩具
頸
抽斗
刹那
洩
出鱈目
凡
辻褄
白粉
先刻
印度
辷
麦藁
頤
著者としての作品一覧
愛読作家についての断片(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
私は、探偵小説は、手にはいるものは、見さかいなく、好きで読みますけれども、誰と言って、特別に好きな作家は、まずありません。 コナン・ドイルは、今でもそうとう面白く読めますが、いささ …
読書目安時間:約5分
私は、探偵小説は、手にはいるものは、見さかいなく、好きで読みますけれども、誰と言って、特別に好きな作家は、まずありません。 コナン・ドイルは、今でもそうとう面白く読めますが、いささ …
悪魔の聖壇(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
法律の前には罪を犯さなくても、神の前に罪を犯さぬ者はありません。貴方がこれまでに犯したいちばん重い罪を神様の前に懺悔しなさい。懺悔によりて罪は亡びるのです。貴方は救われるのです。 …
読書目安時間:約10分
法律の前には罪を犯さなくても、神の前に罪を犯さぬ者はありません。貴方がこれまでに犯したいちばん重い罪を神様の前に懺悔しなさい。懺悔によりて罪は亡びるのです。貴方は救われるのです。 …
頭と足(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
船が港へ近づくにつれて、船の中で起った先刻の悲劇よりも何よりも、新聞記者である里村の心を支配したのは、如何にしてこの事件をいち早く本社に報道するかという職業意識であった。 彼は、社 …
読書目安時間:約4分
船が港へ近づくにつれて、船の中で起った先刻の悲劇よりも何よりも、新聞記者である里村の心を支配したのは、如何にしてこの事件をいち早く本社に報道するかという職業意識であった。 彼は、社 …
アパートの殺人(新字新仮名)
読書目安時間:約39分
外濠に沿った電車通りに、山の手アパートという三層のビルディングがある。 地階は自動車のガレージになっていて、二階と三階とがアパートとして使われている。室の広さはまちまちで、借り手に …
読書目安時間:約39分
外濠に沿った電車通りに、山の手アパートという三層のビルディングがある。 地階は自動車のガレージになっていて、二階と三階とがアパートとして使われている。室の広さはまちまちで、借り手に …
或る探訪記者の話(新字新仮名)
読書目安時間:約23分
世の中には色々な職業がある。肉をひさぎ、貞操を売って生活してゆく女があるかと思うとそういう女の上前をはねてくらしてゆく奴もある。泥棒が悪いというなら、泥棒に凶器を売る銃器店や、金物 …
読書目安時間:約23分
世の中には色々な職業がある。肉をひさぎ、貞操を売って生活してゆく女があるかと思うとそういう女の上前をはねてくらしてゆく奴もある。泥棒が悪いというなら、泥棒に凶器を売る銃器店や、金物 …
伊豆の国にて(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
□ 文壇の人にあうと探偵小説をすいている者が多いようである。『新青年』四月号のマイクロフォンを見てもその一班が知れる。ところが探偵小説の作者や翻訳者の中には、探偵小説にあきたりない …
読書目安時間:約2分
□ 文壇の人にあうと探偵小説をすいている者が多いようである。『新青年』四月号のマイクロフォンを見てもその一班が知れる。ところが探偵小説の作者や翻訳者の中には、探偵小説にあきたりない …
「陰獣」その他(新字新仮名)
読書目安時間:約9分
江戸川乱歩氏の「陰獣」は、同氏の久し振りに発表した作であったのと、同氏独特の念入りな、手のこんだ、寸分のゆるみもない作品であったとのために、探偵小説の作者仲間では、異口同音に近い好 …
読書目安時間:約9分
江戸川乱歩氏の「陰獣」は、同氏の久し振りに発表した作であったのと、同氏独特の念入りな、手のこんだ、寸分のゆるみもない作品であったとのために、探偵小説の作者仲間では、異口同音に近い好 …
ヴアン・ダインの作風(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
S・S・ヴァン・ダインは、数年前彗星のようにアメリカに出現して、一挙に、数あるアメリカの探偵小説作家の中で、群を抜いて王座をしめた作家である。 『ベンスン殺人事件』『カナリア殺人事 …
読書目安時間:約5分
S・S・ヴァン・ダインは、数年前彗星のようにアメリカに出現して、一挙に、数あるアメリカの探偵小説作家の中で、群を抜いて王座をしめた作家である。 『ベンスン殺人事件』『カナリア殺人事 …
ウイツテ伯回想記その他(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
近頃読んだもので、面白かった点からいうと、大竹博吉君の監修で『日露戦争と露西亜革命』という題で上巻と中巻とが出たウイッテ伯の回想記である。 そこには、ロシアの専制政治の実状、宮中や …
読書目安時間:約2分
近頃読んだもので、面白かった点からいうと、大竹博吉君の監修で『日露戦争と露西亜革命』という題で上巻と中巻とが出たウイッテ伯の回想記である。 そこには、ロシアの専制政治の実状、宮中や …
江戸川乱歩(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
御大典の当時、全国の警察が警戒網を布いて、怪しい挙動風体の者はいちいち検挙拘引していた頃のこと、伊勢の方面へ旅行中であった、江戸川乱歩が突如その筋の取り調べを受けたということである …
読書目安時間:約3分
御大典の当時、全国の警察が警戒網を布いて、怪しい挙動風体の者はいちいち検挙拘引していた頃のこと、伊勢の方面へ旅行中であった、江戸川乱歩が突如その筋の取り調べを受けたということである …
エミイル・ゾラの文学方法論(新字旧仮名)
読書目安時間:約16分
文学の方法論的研究が、近頃やうやく一部の人々の注意を、惹くやうになつて来た。このことは相当長期に亘る停滞時代を経てきた文学批評界に、恐らく劃時代的の活発な論議をまき起すやうになるだ …
読書目安時間:約16分
文学の方法論的研究が、近頃やうやく一部の人々の注意を、惹くやうになつて来た。このことは相当長期に亘る停滞時代を経てきた文学批評界に、恐らく劃時代的の活発な論議をまき起すやうになるだ …
オパール色の手紙:――ある女の日記――(新字新仮名)
読書目安時間:約19分
こんなことが信じられるだろうか?でもじっさい妾は自分の眼で見たのだ。あの人が、世界でたった一人の妾の人だと信じきっていたあの人が、全く世間並みの、やくざな、汚らわしい人間であったな …
読書目安時間:約19分
こんなことが信じられるだろうか?でもじっさい妾は自分の眼で見たのだ。あの人が、世界でたった一人の妾の人だと信じきっていたあの人が、全く世間並みの、やくざな、汚らわしい人間であったな …
犠牲者(新字新仮名)
読書目安時間:約37分
一、小さな幸福 中学の課程すらも満足に了えていない今村謹太郎にとっては、浅野護謨会社事務員月給七十五円という現在の職業は、十分満足なものであった。自分のような、何処といって取柄のな …
読書目安時間:約37分
一、小さな幸福 中学の課程すらも満足に了えていない今村謹太郎にとっては、浅野護謨会社事務員月給七十五円という現在の職業は、十分満足なものであった。自分のような、何処といって取柄のな …
黒岩涙香のこと(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
黒岩涙香の名をきいて、いちばん先に思い出すのは彼が在命中の『万朝報』である。何というタイプか知らないが、平べったい活字で、トップからボトムまで、ぎっしりつめこんだ四頁の新聞によって …
読書目安時間:約6分
黒岩涙香の名をきいて、いちばん先に思い出すのは彼が在命中の『万朝報』である。何というタイプか知らないが、平べったい活字で、トップからボトムまで、ぎっしりつめこんだ四頁の新聞によって …
クローズアップ(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
一、僕がルパンであったら…… 二、僕がホームズであったら…… 僕がルパンであってもホームズであっても、どうもあれ以上には生き方がありません。 (『探偵趣味』第三年第一号、一九二七年 …
読書目安時間:約1分
一、僕がルパンであったら…… 二、僕がホームズであったら…… 僕がルパンであってもホームズであっても、どうもあれ以上には生き方がありません。 (『探偵趣味』第三年第一号、一九二七年 …
現下文壇と探偵小説(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
探偵小説は、英米では、ポー、スティーブンソンにはじまり、コナン・ドイルによって、近代小説の一つのカテゴリーとして、その存在を確立した。 仏国では、ガボリオ、ボアコベらが十九世紀中葉 …
読書目安時間:約8分
探偵小説は、英米では、ポー、スティーブンソンにはじまり、コナン・ドイルによって、近代小説の一つのカテゴリーとして、その存在を確立した。 仏国では、ガボリオ、ボアコベらが十九世紀中葉 …
甲賀三郎『琥珀のパイプ』序(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
いわゆる文壇の小説家という人たちは、たいてい似たり寄ったりの生活をしている。したがってこれらの人たちが自分の身辺の出来事を報告した小説は、自然、千遍一律に流れやすい。近頃の文壇の作 …
読書目安時間:約3分
いわゆる文壇の小説家という人たちは、たいてい似たり寄ったりの生活をしている。したがってこれらの人たちが自分の身辺の出来事を報告した小説は、自然、千遍一律に流れやすい。近頃の文壇の作 …
五階の窓:02 合作の二(新字新仮名)
読書目安時間:約30分
その晩の九時半ごろのことである。 ちょうどその日、宿直の番に当たった会計の野田幸吉は、宵の口の騒ぎもほぼ静まり、ほうぼうからうるさく問い合わせてくる電話の応接もたいてい済んだので、 …
読書目安時間:約30分
その晩の九時半ごろのことである。 ちょうどその日、宿直の番に当たった会計の野田幸吉は、宵の口の騒ぎもほぼ静まり、ほうぼうからうるさく問い合わせてくる電話の応接もたいてい済んだので、 …
小酒井不木氏(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
小酒井不木氏が死んだ。 生理学者として、法医学者としての博士については、私は、博士が非常に明晰な頭脳の所有者で医学界で期待されていたということだけしか知らぬ。実地の医学の方面では、 …
読書目安時間:約3分
小酒井不木氏が死んだ。 生理学者として、法医学者としての博士については、私は、博士が非常に明晰な頭脳の所有者で医学界で期待されていたということだけしか知らぬ。実地の医学の方面では、 …
今年印象に残れる作品(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
〈大正一五年度探偵小説壇の総決算〉 本年度に於て発表された、創作並びに翻訳探偵小説中、貴下の印象に残っている作品 今年印象に残れる作品 小酒井不木「恋愛曲線」 羽志主水「監獄部屋」 …
読書目安時間:約1分
〈大正一五年度探偵小説壇の総決算〉 本年度に於て発表された、創作並びに翻訳探偵小説中、貴下の印象に残っている作品 今年印象に残れる作品 小酒井不木「恋愛曲線」 羽志主水「監獄部屋」 …
作家としての小酒井博士(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
最近思いがけない死が私の周囲に頻々と突発する。小酒井博士の死はそのうちでも最も思いがけない死の一つであった。もちろん、博士がしじゅう病気と闘っておられたこと、博士を悩ましていた病気 …
読書目安時間:約5分
最近思いがけない死が私の周囲に頻々と突発する。小酒井博士の死はそのうちでも最も思いがけない死の一つであった。もちろん、博士がしじゅう病気と闘っておられたこと、博士を悩ましていた病気 …
雑文一束(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
郵便をポストへ入れると、すぐにはたして郵便がポストの中へうまく落ちたかどうかが気になる。宛名を書き忘れていはしないかということが気になる。満足にポストの中へはいっており、宛名も正確 …
読書目安時間:約3分
郵便をポストへ入れると、すぐにはたして郵便がポストの中へうまく落ちたかどうかが気になる。宛名を書き忘れていはしないかということが気になる。満足にポストの中へはいっており、宛名も正確 …
四月号の創作三つ(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
「火星の運河」——江戸川乱歩作。剣術使いがひとりで剣をふり回したり、絵かきが目的なしに線をひいたりするたぐいの、試筆ともいうべきもので、作者自身の「お詫び」言葉のとおりこれはむろん …
読書目安時間:約1分
「火星の運河」——江戸川乱歩作。剣術使いがひとりで剣をふり回したり、絵かきが目的なしに線をひいたりするたぐいの、試筆ともいうべきもので、作者自身の「お詫び」言葉のとおりこれはむろん …
少年探偵呉田博士と与一(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
「お父さん、今日は何か変わったことがあったかい?」 「また、六つになる子供がさらわれちゃったよ。これで去年から三度目だ。お前なんかも用心せんと危ないよ。今日さらわれたのは、お前が行 …
読書目安時間:約12分
「お父さん、今日は何か変わったことがあったかい?」 「また、六つになる子供がさらわれちゃったよ。これで去年から三度目だ。お前なんかも用心せんと危ないよ。今日さらわれたのは、お前が行 …
商品としての近代小説(新字旧仮名)
読書目安時間:約12分
文学作品の大衆性の問題は、ルナチヤルスキイ等がいふやうに、文学作品の形式の問題に止まるであらうか?更に進んでは、これは文学そのものに内在する問題であらうか?そして或る作品が大衆性を …
読書目安時間:約12分
文学作品の大衆性の問題は、ルナチヤルスキイ等がいふやうに、文学作品の形式の問題に止まるであらうか?更に進んでは、これは文学そのものに内在する問題であらうか?そして或る作品が大衆性を …
昭和四年の文壇の概観(新字新仮名)
読書目安時間:約29分
社会現象の過程は、全体性においてのみ完全に理解することができるので、それを部分的に、局所的に理解することは不可能である。だから、昭和四年の文壇に起こった現象の過程も、他の社会現象と …
読書目安時間:約29分
社会現象の過程は、全体性においてのみ完全に理解することができるので、それを部分的に、局所的に理解することは不可能である。だから、昭和四年の文壇に起こった現象の過程も、他の社会現象と …
諸家の芸術価値理論の批判(新字旧仮名)
読書目安時間:約41分
はしがき 私が「新潮」三月号に発表した「政治的価値と芸術的価値」は、私の頭に疑問として残されてゐた一つの問題を、雑然と、無秩序に、しかも甚だ例証的に、従つて、非常に単純化された姿に …
読書目安時間:約41分
はしがき 私が「新潮」三月号に発表した「政治的価値と芸術的価値」は、私の頭に疑問として残されてゐた一つの問題を、雑然と、無秩序に、しかも甚だ例証的に、従つて、非常に単純化された姿に …
新人の諸作一括(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
大下宇陀兒氏の「蛞蝓奇談」(『新青年』増刊)これはショート・ストーリーである。という意味は短いながらも一つの完結した物語であるという意味だ。なめくじという妙な動物の不思議な習性につ …
読書目安時間:約1分
大下宇陀兒氏の「蛞蝓奇談」(『新青年』増刊)これはショート・ストーリーである。という意味は短いながらも一つの完結した物語であるという意味だ。なめくじという妙な動物の不思議な習性につ …
人造人間(新字新仮名)
読書目安時間:約24分
村木博士は、いろいろな動物試験で、人工生殖の実験が成功したことを報告してから、たった今小使がもって来た二匹のモルモットを入れた檻を卓の上へとり出した。 「この白い方は、私が村木液の …
読書目安時間:約24分
村木博士は、いろいろな動物試験で、人工生殖の実験が成功したことを報告してから、たった今小使がもって来た二匹のモルモットを入れた檻を卓の上へとり出した。 「この白い方は、私が村木液の …
『心理試験』を読む(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
探偵小説の類は、西洋でもいわゆる「軽い読物」として、文学上には大した地位を占めていないのが普通である。戦後に書かれた二三冊のフランス文学史を開いてみても、私はモーリス・ルヴェルの名 …
読書目安時間:約5分
探偵小説の類は、西洋でもいわゆる「軽い読物」として、文学上には大した地位を占めていないのが普通である。戦後に書かれた二三冊のフランス文学史を開いてみても、私はモーリス・ルヴェルの名 …
政治的価値と芸術的価値:マルクス主義文学理論の再吟味(旧字旧仮名)
読書目安時間:約18分
コペルニクスは地動説をとなえたが、それを統一的理論によつて説明するためにはニュウトンをまたねばならなかつた。ところが今日の小學生は萬有引力の公式を知つている。だからコペルニクスより …
読書目安時間:約18分
コペルニクスは地動説をとなえたが、それを統一的理論によつて説明するためにはニュウトンをまたねばならなかつた。ところが今日の小學生は萬有引力の公式を知つている。だからコペルニクスより …
政治的価値と芸術的価値:マルクス主義文学理論の再吟味(新字旧仮名)
読書目安時間:約18分
コペルニクスは地動説をとなへたが、それを統一的理論によつて説明するためにはニユウトンをまたねばならなかつた。ところが今日の小学生は万有引力の公式を知つてゐる。だからコペルニクスより …
読書目安時間:約18分
コペルニクスは地動説をとなへたが、それを統一的理論によつて説明するためにはニユウトンをまたねばならなかつた。ところが今日の小学生は万有引力の公式を知つてゐる。だからコペルニクスより …
誰が何故彼を殺したか(新字新仮名)
読書目安時間:約22分
下田の細君が台所の戸を開けたときは、まだ夜があけてまもない時刻だった。 その朝は、東京に気象台はじまって以来の寒さだったことが、その日の夕刊で、藤原博士の談として報じられた程で、ま …
読書目安時間:約22分
下田の細君が台所の戸を開けたときは、まだ夜があけてまもない時刻だった。 その朝は、東京に気象台はじまって以来の寒さだったことが、その日の夕刊で、藤原博士の談として報じられた程で、ま …
探偵戯曲 仮面の男(新字新仮名)
読書目安時間:約34分
人物 青木健作富豪 久子青木夫人 芦田義資警視庁探偵 牧芦田の腹心の警部補 東山亜細亜新聞社会部長 書生 正木夫人 島村夫人 塩田夫人 ある富豪 文枝ある富豪の娘、東山の許嫁 女中 …
読書目安時間:約34分
人物 青木健作富豪 久子青木夫人 芦田義資警視庁探偵 牧芦田の腹心の警部補 東山亜細亜新聞社会部長 書生 正木夫人 島村夫人 塩田夫人 ある富豪 文枝ある富豪の娘、東山の許嫁 女中 …
探偵小説壇の諸傾向(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
『カラマーゾフ兄弟』のような小説を読むと、誰でも少なくも二日や三日は、作品の世界からぬけきれないで、平凡極まる自分の生活がいやになるに相違ない。ロシアの近代思想を縦横に解剖してゆく …
読書目安時間:約12分
『カラマーゾフ兄弟』のような小説を読むと、誰でも少なくも二日や三日は、作品の世界からぬけきれないで、平凡極まる自分の生活がいやになるに相違ない。ロシアの近代思想を縦横に解剖してゆく …
探偵小説の世界的流行(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
名前は忘れたが、どこかの国の総理大臣で、毎日一時間ずつ探偵小説を読むことを習慣にしていた人があるそうだ。アメリカの前大統頷ローズベルトは、探偵小説の愛読者であることを公然と告白した …
読書目安時間:約3分
名前は忘れたが、どこかの国の総理大臣で、毎日一時間ずつ探偵小説を読むことを習慣にしていた人があるそうだ。アメリカの前大統頷ローズベルトは、探偵小説の愛読者であることを公然と告白した …
ヂユパンの癖とヴァンスの癖(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
デュパンという男は申すまでもなくポーの小説に出てくる探偵である。もっともこの探偵の出てくる小説は、「モルグ街の殺人」と「盗まれた書類」と「マリー・ロジェ奇談」とこの三つしかない。探 …
読書目安時間:約5分
デュパンという男は申すまでもなくポーの小説に出てくる探偵である。もっともこの探偵の出てくる小説は、「モルグ街の殺人」と「盗まれた書類」と「マリー・ロジェ奇談」とこの三つしかない。探 …
角田喜久雄「肉」(新字新仮名)
読書目安時間:約1分
角田喜久雄の「肉」は高山で霧にとじこめられて飢餓のため、人間しかも友人の肉を食う話。しかも食ったあとですぐ霧がはれて近くに猟師小屋が見つかるという運命の悪戯なのだ。ただそれだけだけ …
読書目安時間:約1分
角田喜久雄の「肉」は高山で霧にとじこめられて飢餓のため、人間しかも友人の肉を食う話。しかも食ったあとですぐ霧がはれて近くに猟師小屋が見つかるという運命の悪戯なのだ。ただそれだけだけ …
鉄の規律(新字新仮名)
読書目安時間:約31分
今から何年か前、詳しく言えば、千九百——年の夏のある日、午後八時頃ポーラー〔(通気性に富む上等の織物)〕の上着に白セル〔薄地の織物〕のズボンをつけ、新しいパナマをかぶって、顔にマス …
読書目安時間:約31分
今から何年か前、詳しく言えば、千九百——年の夏のある日、午後八時頃ポーラー〔(通気性に富む上等の織物)〕の上着に白セル〔薄地の織物〕のズボンをつけ、新しいパナマをかぶって、顔にマス …
当選作所感(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
はじめの方は、私にはそうとう読みづらかったが三分の一くらいまでくるとだんだん面白くなって、ついひきずられて読んでしまった。なかなか手にいった書きかたで、作者の並々ならぬ手腕を偲ばせ …
読書目安時間:約3分
はじめの方は、私にはそうとう読みづらかったが三分の一くらいまでくるとだんだん面白くなって、ついひきずられて読んでしまった。なかなか手にいった書きかたで、作者の並々ならぬ手腕を偲ばせ …
動物園の一夜(新字新仮名)
読書目安時間:約26分
樹立の青葉は、病後の人のように喘いでいる。 戦場に遺棄された戦死者のように四肢をだらりと投げ出してライオンが正体なく眠っている。虎も豹もごろりと横になって寝ている。孔雀は妍を競う宮 …
読書目安時間:約26分
樹立の青葉は、病後の人のように喘いでいる。 戦場に遺棄された戦死者のように四肢をだらりと投げ出してライオンが正体なく眠っている。虎も豹もごろりと横になって寝ている。孔雀は妍を競う宮 …
中西氏に答う(旧字新仮名)
読書目安時間:約5分
前掲「文藝運動と勞働運動」の一文句に對して中西伊之助氏が「種蒔く人」八月號で猛烈に批難された。これはそれに對する回答である。讀者の中にも同じような疑問をもたれる人があるかも知れぬと …
読書目安時間:約5分
前掲「文藝運動と勞働運動」の一文句に對して中西伊之助氏が「種蒔く人」八月號で猛烈に批難された。これはそれに對する回答である。讀者の中にも同じような疑問をもたれる人があるかも知れぬと …
謎の女(新字新仮名)
読書目安時間:約19分
左手には三浦半島から房総半島の淡い輪郭が海の中に突きだしている。 右手には伊豆半島の東側の海岸線が鋸歯状に沖へ伸びている。 正面には大島が水平線に浮いて見え、遥か手前には、初島がく …
読書目安時間:約19分
左手には三浦半島から房総半島の淡い輪郭が海の中に突きだしている。 右手には伊豆半島の東側の海岸線が鋸歯状に沖へ伸びている。 正面には大島が水平線に浮いて見え、遥か手前には、初島がく …
夏の夜の冒険(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
これは一九三〇年型の実話ではなくて、ごく古風な実話である。 今から十年ほど前私は内幸町のある会社につとめていた。その会社には、共産党の市川正一君、文芸戦線の青野季吉君、大竹博吉君の …
読書目安時間:約12分
これは一九三〇年型の実話ではなくて、ごく古風な実話である。 今から十年ほど前私は内幸町のある会社につとめていた。その会社には、共産党の市川正一君、文芸戦線の青野季吉君、大竹博吉君の …
日本の近代的探偵小説:――特に江戸川乱歩氏に就て――(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
探偵小説を、一般の小説から、特にきりはなして、これを特殊の眼で見、特殊の批評の尺度をもってこれにのぞみ、あたかも、探偵小説が、先天的に、特殊の価値を約束されているように見做すのは、 …
読書目安時間:約12分
探偵小説を、一般の小説から、特にきりはなして、これを特殊の眼で見、特殊の批評の尺度をもってこれにのぞみ、あたかも、探偵小説が、先天的に、特殊の価値を約束されているように見做すのは、 …
華やかな罪過(新字新仮名)
読書目安時間:約33分
「貴方が人殺しをして、生々しい血糊で汚れた手を妾に見せておまけに『俺は盗みもしてきたんだよ、つい一分前まで、仲よく話していた友達を、いきなり絞め殺して、そいつの懐から、ほらこの通り …
読書目安時間:約33分
「貴方が人殺しをして、生々しい血糊で汚れた手を妾に見せておまけに『俺は盗みもしてきたんだよ、つい一分前まで、仲よく話していた友達を、いきなり絞め殺して、そいつの懐から、ほらこの通り …
「華やかな罪過」作者として(新字旧仮名)
読書目安時間:約2分
短い作品で一つの問題を提出するといふやうなことは難しいことだ。況んや僕のやうな素人には小説のこつがわからないから、事件や主人公の性格やを一つの問題に向つてピントを合はせることができ …
読書目安時間:約2分
短い作品で一つの問題を提出するといふやうなことは難しいことだ。況んや僕のやうな素人には小説のこつがわからないから、事件や主人公の性格やを一つの問題に向つてピントを合はせることができ …
秘密(新字新仮名)
読書目安時間:約31分
私がこれから書き記してゆくような出来事は、この世の中では、決して二度と起こりもしまいし、たとえ起こったところで、当事者が私のような破廉恥漢でなければ、それを公に発表しようなどという …
読書目安時間:約31分
私がこれから書き記してゆくような出来事は、この世の中では、決して二度と起こりもしまいし、たとえ起こったところで、当事者が私のような破廉恥漢でなければ、それを公に発表しようなどという …
二つの文学論(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
ごく最近に私は二つの文学論を読んだ。一つはドイツのマルクス主義者フランツ・メーリングの文学論を川口浩氏が編訳した「世界文学と無産階級」という書物で、いま一つは、イギリスでショーと並 …
読書目安時間:約4分
ごく最近に私は二つの文学論を読んだ。一つはドイツのマルクス主義者フランツ・メーリングの文学論を川口浩氏が編訳した「世界文学と無産階級」という書物で、いま一つは、イギリスでショーと並 …
二人の盲人(新字新仮名)
読書目安時間:約13分
復興局の一技師の手が、大東京市の地図の上に、縦横に朱線をひいていく。個人の既得権も利害関係も、センチメンタルな詠嘆も、すべてを無視して、彼のペンは気まぐれに地図の上を、走っていく。 …
読書目安時間:約13分
復興局の一技師の手が、大東京市の地図の上に、縦横に朱線をひいていく。個人の既得権も利害関係も、センチメンタルな詠嘆も、すべてを無視して、彼のペンは気まぐれに地図の上を、走っていく。 …
ブリユンチエールの言葉について(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
探偵小説を広義に解するならば、実社会において比較的稀にしか起こらぬ出来事を取り扱った小説であると言えましょう。同じ恋愛を取り扱っても、普通の程度、普通の径路を辿る恋愛事件を取り扱わ …
読書目安時間:約2分
探偵小説を広義に解するならば、実社会において比較的稀にしか起こらぬ出来事を取り扱った小説であると言えましょう。同じ恋愛を取り扱っても、普通の程度、普通の径路を辿る恋愛事件を取り扱わ …
文学の本質について(一)(新字旧仮名)
読書目安時間:約17分
一形而上学的文学論の破産 「文学は種々の要素から成り立つ。そしてこれ等の要素は分析することができる。けれども、これ等の要素をどれ程分析していつても、そのあとに残るものがある。それが …
読書目安時間:約17分
一形而上学的文学論の破産 「文学は種々の要素から成り立つ。そしてこれ等の要素は分析することができる。けれども、これ等の要素をどれ程分析していつても、そのあとに残るものがある。それが …
文学の本質について(二)(新字旧仮名)
読書目安時間:約21分
四土田杏村氏及び村松正俊氏の本質論 私がこの小論文の続稿を書きおへないうちに、甚だ重要な二三の議論が私の眼にふれた。それ等は、「文芸公論」四月号に現れた土田杏村氏の「文芸の芸術性と …
読書目安時間:約21分
四土田杏村氏及び村松正俊氏の本質論 私がこの小論文の続稿を書きおへないうちに、甚だ重要な二三の議論が私の眼にふれた。それ等は、「文芸公論」四月号に現れた土田杏村氏の「文芸の芸術性と …
文学方法論(新字旧仮名)
読書目安時間:約33分
はしがき 学としての文学、即ち、文学の理論が可能であるとすれば、従来多くの学者によりてなされたやうに、文学とか、芸術とか、乃至は美とかいふものゝ形式的定義から出発する代りに、先づ第 …
読書目安時間:約33分
はしがき 学としての文学、即ち、文学の理論が可能であるとすれば、従来多くの学者によりてなされたやうに、文学とか、芸術とか、乃至は美とかいふものゝ形式的定義から出発する代りに、先づ第 …
文芸運動と労働運動(旧字旧仮名)
読書目安時間:約6分
明治以來の文藝運動は流派と流派との爭いであつた。それは單に個々人の性質や、趣味や、學閥や、交友關係によつて集る群と群との爭いであつた。論爭點は主として描寫の樣式、文體、せいぜいのと …
読書目安時間:約6分
明治以來の文藝運動は流派と流派との爭いであつた。それは單に個々人の性質や、趣味や、學閥や、交友關係によつて集る群と群との爭いであつた。論爭點は主として描寫の樣式、文體、せいぜいのと …
文芸は進化するか、その他(新字新仮名)
読書目安時間:約14分
阿部知二氏は『読売新聞』文芸欄(昭和五年五月六日)で、小林秀雄氏を評して次のように言う。 「このことは、彼が流行というものをあまり無視していることになりはしないか。……われわれは、 …
読書目安時間:約14分
阿部知二氏は『読売新聞』文芸欄(昭和五年五月六日)で、小林秀雄氏を評して次のように言う。 「このことは、彼が流行というものをあまり無視していることになりはしないか。……われわれは、 …
ポウの本質(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
ポーは、アメリカの詩人にして最もアメリカ人らしくない詩人だと考えられている。だが、その逆に、アメリカならばこそポーを生み得たのだと言うこともできる。 ボードレールはポーについて言っ …
読書目安時間:約3分
ポーは、アメリカの詩人にして最もアメリカ人らしくない詩人だと考えられている。だが、その逆に、アメリカならばこそポーを生み得たのだと言うこともできる。 ボードレールはポーについて言っ …
ホオムズの探偵法(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
ベーカー・ストリートの古びた部屋、そとにはロンドン特有の濃霧がたちこめている。室内には青白い瓦斯ランプがついており、ストーブにはかっかっと石炭が燃えている。書棚にはあらゆる種類の専 …
読書目安時間:約7分
ベーカー・ストリートの古びた部屋、そとにはロンドン特有の濃霧がたちこめている。室内には青白い瓦斯ランプがついており、ストーブにはかっかっと石炭が燃えている。書棚にはあらゆる種類の専 …
祭の夜(新字新仮名)
読書目安時間:約23分
油小路の五条を少し上がったところに島田寓と女文字でしるした一軒のしもた家があります。その裏木戸のあたりを、もう十分も前から通り過ぎたり、後戻りをしたり、そっと中の様子にきき耳をたて …
読書目安時間:約23分
油小路の五条を少し上がったところに島田寓と女文字でしるした一軒のしもた家があります。その裏木戸のあたりを、もう十分も前から通り過ぎたり、後戻りをしたり、そっと中の様子にきき耳をたて …
山吹町の殺人(新字新仮名)
読書目安時間:約38分
男の顔にはすっかり血の気(け)が失(う)せていた。ふらふら起(た)ち上(あが)って台所へ歩いてゆく姿は、まるで幽霊のようだった。出来るだけ物音をたてないように用心しながら、彼はそっ …
読書目安時間:約38分
男の顔にはすっかり血の気(け)が失(う)せていた。ふらふら起(た)ち上(あが)って台所へ歩いてゆく姿は、まるで幽霊のようだった。出来るだけ物音をたてないように用心しながら、彼はそっ …
唯物史観と文学(旧字旧仮名)
読書目安時間:約12分
人或は言うであろう。「勿論、宗教的、道徳的、哲學的、法律的の觀念は歴史の進歩と共に變化した。けれども宗教、道徳、哲學、政治、法律等は此の變化をうけずに生きのこつていた。」 「おまけ …
読書目安時間:約12分
人或は言うであろう。「勿論、宗教的、道徳的、哲學的、法律的の觀念は歴史の進歩と共に變化した。けれども宗教、道徳、哲學、政治、法律等は此の變化をうけずに生きのこつていた。」 「おまけ …
予審調書(新字新仮名)
読書目安時間:約23分
「あなたの御心配もよくお察ししますが、わたしの立場も少しは考えて頂かないと困ります。何しろ、規則は規則ですから、予審中に御子息に面会をお許しするわけにもゆきませんし、予審の内容を申 …
読書目安時間:約23分
「あなたの御心配もよくお察ししますが、わたしの立場も少しは考えて頂かないと困ります。何しろ、規則は規則ですから、予審中に御子息に面会をお許しするわけにもゆきませんし、予審の内容を申 …
乱歩氏の諸作(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
江戸川乱歩氏の作を『新青年』所載「悪夢」と「孤島の鬼」と二つ読んだ。 「悪夢」は氏の旧作「白昼夢」などとともにグロテスクをねらった作品である。四肢も耳も口もつぶれて、肉塊のような存 …
読書目安時間:約3分
江戸川乱歩氏の作を『新青年』所載「悪夢」と「孤島の鬼」と二つ読んだ。 「悪夢」は氏の旧作「白昼夢」などとともにグロテスクをねらった作品である。四肢も耳も口もつぶれて、肉塊のような存 …
ルヴエルの『夜鳥』(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
日本には厳密な意味でのコントの作家がない。コントにふさわしい断面もしくは刹那において人生をとらえる俊敏な把握力とこれを軽快に表現する表現力とをそなえた作家が日本にはまだない。偉大な …
読書目安時間:約2分
日本には厳密な意味でのコントの作家がない。コントにふさわしい断面もしくは刹那において人生をとらえる俊敏な把握力とこれを軽快に表現する表現力とをそなえた作家が日本にはまだない。偉大な …
私の要求する探偵小説(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
私も以前にはだいぶ探偵小説を耽読したことがあった。四五年前までは新本でも丸善で二十五銭で買えた菊版の六片版を十銭位で古本屋からあさってあるいたこともあった。黒岩涙香の二三十冊もある …
読書目安時間:約6分
私も以前にはだいぶ探偵小説を耽読したことがあった。四五年前までは新本でも丸善で二十五銭で買えた菊版の六片版を十銭位で古本屋からあさってあるいたこともあった。黒岩涙香の二三十冊もある …
私はかうして死んだ!(新字新仮名)
読書目安時間:約20分
私がこれから話すことは、全部正真正銘の事実である。ただ色々な都合で固有名詞だけは、抹消したり、変改したりしたが、事実そのものには一点一画も私は修正を加えなかった。 本文で私となって …
読書目安時間:約20分
私がこれから話すことは、全部正真正銘の事実である。ただ色々な都合で固有名詞だけは、抹消したり、変改したりしたが、事実そのものには一点一画も私は修正を加えなかった。 本文で私となって …
“平林初之輔”について
平林 初之輔(ひらばやし はつのすけ、1892年11月8日 - 1931年6月15日)は、日本の文芸評論家・推理作家・翻訳家。プロレタリア文学運動の理論家として知られる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“平林初之輔”と年代が近い著者
今月で生誕X十年
ラデャード・キプリング(生誕160年)
ライネル・マリア・リルケ(生誕150年)
野口米次郎(生誕150年)
瀬沼夏葉(生誕150年)
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アウグスト・プラーテン(没後190年)
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徳永保之助(没後100年)
エドワード・シルヴェスター・モース(没後100年)
寺田寅彦(没後90年)
生田葵山(没後80年)
百田宗治(没後70年)
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平山千代子(生誕100年)
今年で没後X百年
大町桂月(没後100年)
富ノ沢麟太郎(没後100年)
細井和喜蔵(没後100年)
木下利玄(没後100年)
富永太郎(没後100年)
エリザベス、アンナ・ゴルドン(没後100年)
徳永保之助(没後100年)
後藤謙太郎(没後100年)
エドワード・シルヴェスター・モース(没後100年)