“刹那”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せつな99.1%
せちな0.5%
セツナ0.2%
さつな0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたし)の長い寫眞物語(しやしんものかた)りのペエジにも悲喜(ひき)こも/″\の出來事が繰(くり)返されたが、あの刹那(せつな)にまさる嬉(うれ)しさがもう再(ふたゝ)びあらうとは思(おも)へない。
刹那(せちな)の醉にあくがれむ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
其瞬間、肉体と一つに、おれの心は、急に締めあげられるやうな刹那(セツナ)を、通つた気がした。俄(ニハ)かに、楽な広々とした世間に、出たやうな感じが来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その中に瞳(ひとみ)が活(い)きている。動かないでしかも活きている刹那(さつな)の表情を、そのまま画布に落した手腕は、会心の機を早速(さそく)に捕えた非凡の技(ぎ)と云わねばならぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)