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繰
ふりがな文庫
“繰”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
く
85.7%
くり
6.7%
あやつ
3.3%
たぐ
1.4%
くく
1.0%
と
0.5%
あや
0.5%
くっ
0.5%
ぐ
0.5%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
く
(逆引き)
彼女に云わせれば、こうして早く帰るのも、あんなに遅くなった
昨日
(
きのう
)
の結果を、今度は
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
させたくないという主意からであった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
繰(く)の例文をもっと
(50作品+)
見る
くり
(逆引き)
私
(
わたし
)
の長い
寫眞物語
(
しやしんものかた
)
りのペエジにも
悲喜
(
ひき
)
こも/″\の出來事が
繰
(
くり
)
返されたが、あの
刹那
(
せつな
)
にまさる
嬉
(
うれ
)
しさがもう
再
(
ふたゝ
)
びあらうとは
思
(
おも
)
へない。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
繰(くり)の例文をもっと
(14作品)
見る
あやつ
(逆引き)
其船頭
(
そのせんどう
)
は
悠然
(
いうぜん
)
として、
片手
(
かたて
)
で
艫
(
ろ
)
を
繰
(
あやつ
)
りはじめながら、
片手
(
かたて
)
で
其
(
そ
)
の
水
(
みづ
)
を
飮
(
の
)
む
時
(
とき
)
、
白鷺
(
しらさぎ
)
の
一羽
(
いちは
)
が
舞
(
ま
)
ひながら
下
(
お
)
りて、
舳
(
みよし
)
に
留
(
と
)
まつたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
繰(あやつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
たぐ
(逆引き)
繰
(
たぐ
)
り出すようにしながら、ともかくも首尾を通して説明することが出来るようになって来た。
動かぬ鯨群
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
繰(たぐ)の例文をもっと
(3作品)
見る
くく
(逆引き)
急いで、一枚一枚、
繰
(
くく
)
っていくうちに、私は、その青写真が、どんな器械をあらわしているかについて、知ることが出来た。
人造人間の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
繰(くく)の例文をもっと
(2作品)
見る
と
(逆引き)
姉は織物をしたり糸を
繰
(
と
)
ったりして
隙
(
すき
)
はございませんが、少し
閑
(
ひま
)
が有れば大滝村の不動様へ
親父
(
おやじ
)
の
生死
(
いきしに
)
行方が知れますようにと信心して、姉弟二人中ようして暮して居ります。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
繰(と)の例文をもっと
(1作品)
見る
あや
(逆引き)
曩
(
さき
)
にこれを
繰
(
あや
)
つりしは、
我
(
わが
)
某
(
なにがし
)
省の官長にて、今はこの糸、あなあはれ、天方伯の手中に在り。余が大臣の一行と倶にベルリンに帰りしは、
恰
(
あたか
)
も是れ新年の
旦
(
あした
)
なりき。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
繰(あや)の例文をもっと
(1作品)
見る
くっ
(逆引き)
日曜日は近頃に無い天下晴れ、風も穏かで
塵
(
ちり
)
も
起
(
た
)
たず、暦を
繰
(
くっ
)
て見れば、旧暦で
菊月初旬
(
きくづきはじめ
)
という十一月二日の事ゆえ、
物観遊山
(
ものみゆさん
)
には
持
(
もっ
)
て来いと云う
日和
(
ひより
)
。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
繰(くっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぐ
(逆引き)
と、教授は
腑抜
(
ふぬけ
)
のした顔でそれをもじや
繰
(
ぐ
)
つてゐるうち、ふと仏様の笑顔が家主の
因業爺
(
いんごふぢい
)
のやうに見え出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
繰(ぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“繰”を含む語句
手繰
引手繰
繰返
引繰
引繰返
順繰
繰開
繰込
繰引
爪繰
遣繰
臍繰
繰出
糸繰
繰展
繰廻
先繰
差繰
繰延
素繰
...
“繰”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
夏目漱石
吉川英治
林不忘
谷崎潤一郎
南部修太郎
薄田泣菫
鈴木三重吉
北原白秋
海野十三