“因業爺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いんごうじじい40.0%
いんごうおやじ20.0%
いんごふぢい20.0%
いんごふぢゝ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“因業爺”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
私にも、人のよい、たわいない一面があって、まさかトマスほどの徹底した頑固者でもないようだけれども、でも、うっかりすると、としとってから妙な因業爺いんごうじじいになりかねない素質は少しあるらしいのである。
散華 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「手にとってみましたとも。万一、にせ物では頭目に知らせてお叱りをこうむるばかりだから、てのひらにのせて比重をあたってみました。たしかに純度の高い黄金でできていることにまちがいなし。そこで値段を聞いたら、三十万円というんです。その因業爺いんごうじじいのチャンフーという主人がね」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五十年来幾度となく死地を脱して斯く生かされて居るのも、あの因業爺いんごうおやじが「分厘までも」払わさずには置かぬ心底がまざ/\と読まれます。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
と、教授は腑抜ふぬけのした顔でそれをもじやつてゐるうち、ふと仏様の笑顔が家主の因業爺いんごふぢいのやうに見え出した。
「何をしやがる。人の命まで金で買はうとしやがる、金持根性はそれだから氣に入らねえよ。申譯がないと思つたら、腹を切るなり坊主になるなり、せめて娘があれほどまでに思ひをかけた、伜の瓢箪へうたん野郎をお通夜にでもよこしやがれ、間拔因業爺いんごふぢゝい奴、相模屋の身上、逆樣に振つて持つて來たつて、勘辨なんかしてやるものか」