“重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おも44.9%
かさ22.4%
かさな14.2%
じゅう3.3%
2.1%
おもき1.8%
おもん1.8%
しげ1.2%
かさね0.8%
0.8%
0.7%
ぢゆう0.7%
がさ0.7%
ぢう0.6%
おめ0.6%
おもり0.4%
0.3%
おもし0.3%
をも0.3%
おもた0.3%
ちよう0.1%
カサナ0.1%
あつ0.1%
おもから0.1%
おもさ0.1%
おんも0.1%
かき0.1%
かさなり0.1%
がさね0.1%
じう0.1%
ぢゅう0.1%
0.1%
オモ0.1%
カサ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜなら、こしろすとともに、つかれが一おそって、ちいさなあしは、おもくて、いたかったからでした。
石段に鉄管 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ばかなおじいさん。なぜおもほうをもらってこなかったのです。そのほうがきっとたくさん、いいものがはいっていたでしょうに。」
舌切りすずめ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ちょうど、そこには、たけぼうや、ちかかったくいのようなものや、れた煉瓦れんがなどがかさねられてあって
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なかひつゝ、うづかさねて、燃上もえあがつてるのは、われらの借家しやくやせつゝあるほのほであつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
するりとかんざしを抜くと、ひらひらのすすきが、光るまりのように、袖とたもとかさなった上へ、びんの香を誘って落ちた。
三方の高い壁には、十四五段もありそうな棚がかさなっていて、それに大小とりどりの薬壜が、いろいろのレッテルをつけてギッシリ並んでいた。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
じゅうちゃんは、自分じぶんも、りっぱな人間にんげんとなるために、ふだん、そのこころがけをおこたってならぬと、かんじました。
高い木とからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
私のうちには、その片腕の熊さんや、赤褌あかべことよさんやら、たわし売りのおよしさんやら、灰買いのじゅうどんなどがいた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
ごうを煮やした貴縉きけん紳士ならびに夫人令嬢は、それぞれ車から降り立って、二人の車を十二十重に取り囲み、口々にがやがやと抗議を申し込む。
おそらく小右京は死を選ぶかもしれない。いやきっと死ぬ気だろう。その顔は死相と紙一の白さだ。生き物の必死がしめす或る凄気せいきさえおびている。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
落たるいきほひつきいれたるならん、さらばおもきかたより引上んと匍匐はらばひして双手もろてのばし一声かけて上んとしたる時
しかしてあらゆる宗教の教義にはおもきかず、ただ基督の出現を以て説明すべからざる一の神秘となせるのみ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
それから、昔は西洋でも日本でも先生各自の流派というものが非常におもんじられ、心そのものよりも画法というものを重大に考えた。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
日出雄少年ひでをせうねん彼等かれらあひだ此上こよなくめでおもんせられてつたので、たれとて袂別わかれをしまぬものはない
「ねえ、おじいさん、あんなくずが、くつなんかをかっぱらうのだろう。ひとていないとねえ。」と、しげちゃんがいいました。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
らねえでどうするもんか。しげさん、おめえのあかしの仕事しごとは、ぜにのたまるかせぎじゃなくッて、色気いろけのたまるたのしみじゃねえか」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
三十三枚のくしとうの鏡、五尺のかつら、くれないはかまかさねきぬおさめつと聞く。……よし、それはこの笈にてはあらずとも。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
某、かさねて、士の道に勝負しょうぶなくして首取無とるほうなく槍を合せ運を天に任せん、と申ければ、げに誤りたりと槍押取おっとり、床机の上に居直いなおりもせず、二三槍をあわせ、槍をすて、士の道は是迄也。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
二千、一萬此處こゝ三十へだてなれどもこゝろかよはずは八がすみ外山とやまみねをかくすにたり
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこへ持つてくと、売酒郎噲々ばいしゆらうくわい/\が、所謂七の絹で七たびした酒を飲ませたといふ、東山の竹酔館は、表の招牌まねきかんばんも、
し明治十八九年を以て学術及び基督教の関係が説かれたる時代なりとせば近き二三年は国家、社会及び基督教の関係がもに説かるゝの時代なりと曰ふべし。
信仰個条なかるべからず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
そこで松山人は勿論県内の大洲、宇和島、今治、小松、西条等の小学教育に従事するもなる者を呼び集めて伝習を受けさせた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
そして時々望遠鏡ばうゑんきやう火星くわせいの運河が二本に見える 学者がくしやはこれを二ぢゆう運河といつてゐるんぢや
ぢゆう上手かみてにつゞける一間の家體は細工場さいくばにて、三方にりたる蒲簾がますだれをおろせり。
修禅寺物語 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
政子は、かえって、機嫌きげんよかった。静をさしまねいて、の花がさねの御衣おんぞを、きょうの纒頭はなむけぞと云って与えた。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妾は児のかさがさね竜に縁あるを奇として、それにちなめる名をばけつ、い先のさち多かれといのれるなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
裏口うらぐちから飛込とびこんで、二ぢう建仁寺垣けんねんじがき這入はいり、外庭そとにはとほりまして
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
あねのおはな皮薄かわうすの二ぢうあごかわゆらしく出來できたるなれば、美人びじんといふにはあらねども年頃としごろといひひと評判ひやうばんもよく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「それといはぬはあつちのたくみ、維盛様御夫婦の路用にせんと盗んだ金、おめえを証拠に取りちがへ」にて重味をひく手振を右の手にてなす。
私もおめえ梨子をかついで其の日を送りますが、ナニまだ死ぬ了簡もねえけれど、斯うやって年イって煩らうとねえ心細こゝろぼせえが、定命より十五年も生延びてるから、何時死んでもいようなものゝ
又此上御わづらひおもり候ては、誠にやみの世の中に罷成儀と、只身の置處を不知候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
円天井の建物も、土台の石におもりを托して、
あらたしきとしはじめの初春はつはる今日けふゆきのいや吉事よごと 〔巻二十・四五一六〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
不二ヶ嶺にいやきつもる堅雪かたゆきのゆふべはあかくあめに燃えつつ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たいていの町には、その町の中心勢力が、ある箇所にかたまり、町のおもしになつてゐて、その町を素通りする旅人にも、ああ、この辺がクライマツクスだな、と感じさせるやうに出来てゐるものだが、鰺ヶ沢にはそれが無い。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
その説明は、山田源之助と一緒に殺された原田喜三郎の屍体が、今朝発見されるまでの行程を一通り説明すれば、それで充分なんだ。つまり、あの鉄工場の裏で突き殺された二つの屍体は、此処ここまで運ばれ、おもしを附けられて海中へ投げ込まれる。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
アフリカ某地方ちはうの土人は土堀つちほり用のとがりたるぼう石製せきせいをばつばの如くにめてをもりとし、此道具どうぐ功力こうりよくを増す事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
荷馬車にばしやをもい。やまのやうな荷物にもつです。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
晩飯の烏賊いかえびは結構だったし、赤蜻蛉あかとんぼに海の夕霧で、景色もよかったが、もう時節で、しんしんと夜の寒さが身にみる。あすこいら一帯に、袖のない夜具だから、四布よのの綿の厚いのがごつごつおもたくって、肩がぞくぞくする。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ほんとにそんな事も云たそうですがね、なにも、そんなに腹がたつなら、此所ここの家に居ないが宜じゃ有りませんか。私ならすぐ下宿か何かしてしまいまさア。それを、そんな事を云ッて置きながら、ずうずうしく、のべんくらりと、大飯を食らッて……ているとは何所どこまでおしおもたいンだかすうが知れないと思ッて」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
しかしわたくしの考ふる所を以てすれば、蘭軒は子に名づくるにこうを以てしちようを以てした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒は二児榛軒こう、柏軒ちようを除く外、こと/″\あざなを以て称してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この山の峰つゞきに見えるのは、南に幾重ともなくカサナつた、葛城カツラギの峰々である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫は、緑青を盛つて、層々うちカサナる楼閣伽藍ガランの屋根を表した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私にいわせると、彼の心臓の周囲は黒いうるしあつく塗り固められたのも同然でした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御辺の行跡何とも無分別むふんべつに候、行末何になるべき覚悟に……弓馬は男の業也わざなり器用も不器用も不入候可いらずそうろうべく稽古事也、国をおさむ文武二道なくては更にかなうべからず候、……其上君子おもからずんばすなわち威あらず義元事は不慮の為進退軽々しき心持候。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
わがかくいふは「エーネイダ」の事なり、こは我には母なりき詩の乳母めのとなりき、これなくば豈我に一ドラムマのおもさあらんや 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そうざい料理れうりもごた/\するし、おんもりするところいやだし
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
姉樣ねえさまのごむ人形にんぎやうはお約束やくそくゆゑいたゞくのなり、さあたまはれとかきねれば、令孃ひめ微笑ほヽゑみながら、いや
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
次第しだいかさなり両側りやうかはの家のあひだに雪のつゝみきづきたるがごとし。
ことに美しいと見たのは、もう三十幾つ——四十に近いと聞いていたが、ある年の晩春に、一重ざくらが散りみだれる庭に立った、桜鼠さくらねずみ色の二枚がさねを着た夫人ぶりであった。
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
この町の大通りである賑やかな一本みちを行つて又帰つて来るとき、Fは持つて来た小さいおじうに鯛のきりみや牡蠣を買つた。
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
ぢゅう、組んでは父のため、
わびがしたれけれど障子しようじ時機しほがなく
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何わざも、我が国体クニガラにあひあはず 痛くオモみし物すべきなり
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宿シュクイテカサネ重ネ喜ブ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)