“拍子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうし66.5%
ひやうし19.5%
びょうし3.8%
ひようし2.7%
びやうし1.1%
ぴょうし1.1%
へうし1.1%
べうし1.1%
とき0.5%
ぴやうし0.5%
テムポオ0.5%
テンポ0.5%
ハヤシ0.5%
バウシ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそのは、ぶなのがざわざわとすってうのに、調子わせて、頓狂拍子でもるようにきかれたのでした。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)
犬は、ぱつとけだして逃げる、と思ひのほか、同じ場所に首をれてじつとしてゐるのでした。鳥右ヱ門は拍子ぬけがしました。
鳥右ヱ門諸国をめぐる (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
それから先は、とんとん拍子に嬉しくなって、曲れば曲るほど地面が乾いて来る。しまいにはぴちゃりとも音のしない所へ出た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不器用なればお返事のしやうもらず、唯々こ〻ろぼそくりますとてをちゞめて引退くに、桂次拍子ぬけのしていよ/\たくなりぬ。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「行きますよ、親分。——あつしが行つたからには、御手拍子三つ打つうちに、首尾よく下手人を擧げてお目にかけますよ」
「おれは急に西へ立つから、お前はお前で、別に身の落ちつきを考えなおすがいい」と、いわんばかりな、拍子もない言葉。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燈光はパツとえる、船長いて拍子踏滑らして、船橋階段を二三眞逆ちた。
拍子つたるは、益々斯學努力して、でもらなければならぬの、でもしくれずにる一問題を、にでもれるになるに、研究めてかねばならぬ。
いうにもお前が全盛な花魁だから、中々ゆる/\話してることが出来ないじゃないか、少し話しかけると廻しに出ていくしさ、おばさんが迎いに来るかとおもえば、また拍子で出られるしよ
八五郎のせりふは、相變らず拍子もなく彈みきつて居ります。
しかも時代の変遷はおのずから節奏の変化を促し、旋律は同じでも、拍子が速くなる。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
今日我我のいふ韻律の語意は實に「拍子」と「旋律」の兩屬性を包括する概念、即ち「言葉の音樂それ自體」を指すのである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
拍子物を持つて居るのが多かつたし、拍子物の実体は囃すからはやし物でなく、さうしたひき物があり、ねりの中心になつてゐた事は考へなくてはならぬのです。
春日若宮御祭の研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「ぼし」は疑ひなく拍子である。白拍子の、拍子と一つである。舞を伴ふ謡ひ物の名であつたに違ひない。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)