“拍子木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうしぎ81.1%
ひやうしぎ14.9%
へうしぎ2.7%
ひようしぎ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、もう一つのついたことは、このくるまがいってしまってからまもなく、カチ、カチという拍子木ひょうしぎおとがきこえたことです。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あめにしづくの拍子木ひやうしぎが、くもそこなる十四日じふよつかつきにうつるやうに、そでくろさもかんで、四五軒しごけんきたなる大銀杏おほいてふしたひゞいた。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
拍子木へうしぎなげきまたいといたし古きいたで
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
戌刻いつゝ(八時)過ぎでした。隣りの部屋へ床を敷いて上げてお勝手へ來たとき戌刻半いつゝはん(九時)の火の番の拍子木ひようしぎが鳴つてゐたやうで——」