“痍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きず82.1%
きずつ7.1%
いたで3.6%
いたみ3.6%
はなみず3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
議官セナトオレの甥と鞘當さやあてして、敵手あひてにはきずを負はせたれど、不思議にその場をのがれ得たり。かくてこたび「サン、カルロ」座には出でしなり。
心永くきずつきて恋に敗れたる貫一は、殊更ことさらに他の成敗に就いてるを欲せるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
拍子木へうしぎなげきまたいといたし古きいたで
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
やがていたみもおちつきし
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
誰かはなみずをすする者がある。
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)